手繰るてふ言葉も旨し走り蕎麦 益岡茱萸 …
けふあすは誰も死なない真葛原) 飯島晴子…
朝貌や惚れた女も二三日 夏目漱石 (『漱…
「月光」旅館 開けても開けて…
買はでもの朝顔市も欠かされず 草間時彦 …
来たことも見たこともなき宇都宮) 筑紫磐…
水喧嘩恋のもつれも加はりて 相島虚吼(『…
昼顔もパンタグラフも閉ぢにけり 伊藤麻美…
小燕のさヾめき誰も聞き流し 中村汀女 …
鳴きし亀誰も聞いてはをらざりし) 後藤比…
誰もみなコーヒーが好き花曇 星野立子(「…
百代の過客しんがりに猫の子も 加藤楸邨 …