酔うて泣きデザートを食ひ年忘 岸本尚毅 …
主よ人は木の髄を切る寒い朝 成田千空 『…
美しき時雨の虹に人を待つ 森田愛子(『虹…
蓮根や泪を横にこぼしあひ) 飯島晴子 …
冬の水突つつく指を映しけり 千葉皓史 …
もし呼んでよいなら桐の花を呼ぶ 高梨章 …
冬麗の谷人形を打ち合はせ) 飯島晴子 …
裸木となりても鳥を匿へり 岡田由季 裸…
小鳥来る薄き机をひからせて) 飯島晴子 …
向日葵をつよく彩る色は黒 京極杞陽 11…
縄跳をもつて大縄跳へ入る 小鳥遊五月 …
啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 水原秋櫻子…