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虎の尾を一本持つて恋人来 小林貴子【季語=虎尾草(夏)】
虎の尾を一本持つて恋人来小林貴子(『北斗七星』) デートの時に男性が持参するプレゼントで一番嬉しいのは何であろうか。ちなみに私は、花束が嬉しかった。アクセサリーや鞄などは、親密になってから貰えば良い…
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卯月野にうすき枕を並べけり 飯島晴子【季語=卯月(夏)】
卯月野にうすき枕を並べけり)飯島晴子 おおむね平らだが、枕…
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大揺れのもののおもてを蟻の道 千葉皓史【季語=蟻(夏)】
大揺れのもののおもてを蟻の道千葉皓史(『句集 家族』)先週…
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気を強く春の円座に坐つてゐる 飯島晴子【季語=春(春)】
気を強く春の円座に坐つてゐる)飯島晴子 〈いつも二階に肌ぬ…
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春の日やあの世この世と馬車を駆り 中村苑子【季語=春の日(春)】
春の日やあの世この世と馬車を駆り中村苑子(『中村苑子句集』立風書房)…
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黄沙いまかの楼蘭を発つらむか 藤田湘子【季語=黄沙(春)】
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行く雁を見てゐる肩に手を置かれ 市村不先【季語=行く雁(春)】
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不健全図書を世に出しあたたかし 松本てふこ【季語=あたたか(春)】
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春の夜のエプロンをとるしぐさ哉 小沢昭一【季語=春の夜(春)】
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カードキー旅寝の春の灯をともす トオイダイスケ【季語=春の灯(春)】
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菜の花の斜面を潜水服のまま 今井聖【季語=菜の花(春)】
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窓眩し土を知らざるヒヤシンス 神野紗希【季語=ヒヤシンス(春)】