を
-
美しき時雨の虹に人を待つ 森田愛子【季語=時雨(冬)】
美しき時雨の虹に人を待つ森田愛子(『虹』) 作者は、若くしてその美貌と才を惜しまれつつ亡くなった俳人である。高浜虚子の小説『虹』のヒロインとして知られる。二人が初めて出逢ったのは、昭和16年の正月。…
-
蓮根や泪を横にこぼしあひ 飯島晴子【季語=蓮根(冬)】
蓮根や泪を横にこぼしあひ)飯島晴子 『朱田』全体の景色は、…
-
冬の水突つつく指を映しけり 千葉皓史【季語=冬の水(冬)】
冬の水突つつく指を映しけり千葉皓史 先に待ち合わせ場所に来…
-
もし呼んでよいなら桐の花を呼ぶ 高梨章【季語=桐の花(夏)】
もし呼んでよいなら桐の花を呼ぶ高梨章<あーだから今夜だけは…
-
冬麗の谷人形を打ち合はせ 飯島晴子【季語=冬麗(冬)】
冬麗の谷人形を打ち合はせ)飯島晴子 木々の葉もまばらとなっ…
-
裸木となりても鳥を匿へり 岡田由季【季語=裸木(冬)】
-
小鳥来る薄き机をひからせて 飯島晴子【季語=小鳥来る(秋)】
-
向日葵をつよく彩る色は黒 京極杞陽【季語=向日葵(夏)】
-
縄跳をもつて大縄跳へ入る 小鳥遊五月【季語=縄跳(冬)】
-
啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 水原秋櫻子【季語=啄木鳥(秋)】
-
秋山に箸光らして人を追ふ 飯島晴子【季語=秋山(秋)】
-
新蕎麦のそば湯を棒のごとく注ぎ 鷹羽狩行【季語=新蕎麦(秋)】