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主よ人は木の髄を切る寒い朝 成田千空【季語=寒し(冬)】
主よ人は木の髄を切る寒い朝成田千空『萬緑』創刊から7年後の昭和28年(1953・千空32歳)に、『萬緑』50号を記念して萬緑賞という結社賞が設けられ、その第一回を千空が受賞することになった。(創刊か…
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美しき時雨の虹に人を待つ 森田愛子【季語=時雨(冬)】
美しき時雨の虹に人を待つ森田愛子(『虹』) 作者は、若くし…
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蓮根や泪を横にこぼしあひ 飯島晴子【季語=蓮根(冬)】
蓮根や泪を横にこぼしあひ)飯島晴子 『朱田』全体の景色は、…
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冬の水突つつく指を映しけり 千葉皓史【季語=冬の水(冬)】
冬の水突つつく指を映しけり千葉皓史 先に待ち合わせ場所に来…
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もし呼んでよいなら桐の花を呼ぶ 高梨章【季語=桐の花(夏)】
もし呼んでよいなら桐の花を呼ぶ高梨章<あーだから今夜だけは…
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冬麗の谷人形を打ち合はせ 飯島晴子【季語=冬麗(冬)】
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裸木となりても鳥を匿へり 岡田由季【季語=裸木(冬)】
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小鳥来る薄き机をひからせて 飯島晴子【季語=小鳥来る(秋)】
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向日葵をつよく彩る色は黒 京極杞陽【季語=向日葵(夏)】
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縄跳をもつて大縄跳へ入る 小鳥遊五月【季語=縄跳(冬)】
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啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 水原秋櫻子【季語=啄木鳥(秋)】
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秋山に箸光らして人を追ふ 飯島晴子【季語=秋山(秋)】