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新綠を描くみどりをまぜてゐる 加倉井秋を【季語=新綠(夏)】
新綠を描くみどりをまぜてゐる)加倉井秋を)秋をは相当な秀才だったようである。画家志望であったが、親から猛反対を受けてしまう。関東大震災で荒廃した街を復興させるという大義名分で東京美術学校の建築科に進…
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黒き魚ひそみをりとふこの井戸のつめたき水を夏は汲むかも 高野公彦
黒き魚ひそみをりとふこの井戸のつめたき水を夏は汲むかも高野公彦…
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麦からを焼く火にひたと夜は来ぬ 長谷川素逝【季語=麦からを焼く?】
麦からを焼く火にひたと夜は来ぬ長谷川素逝(橋本石火『長谷川素逝の百句』)…
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ジェラートを売る青年の空腹よ 安里琉太【季語=ジェラート(夏)】
ジェラートを売る青年の空腹よ)安里琉太)ジェラートは氷菓の…
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葉桜の夜へ手を出すための窓 加倉井秋を【季語=葉桜(夏)】
葉桜の夜へ手を出すための窓)加倉井秋を)何をしていたのだろ…
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露地裏を夜汽車と思ふ金魚かな 攝津幸彦【季語=金魚(夏)】
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「ワイシャツのアイロンがけをしてほしい」夫に言われた妻の衝撃 片岡絢
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桐咲ける景色にいつも沼を感ず 加倉井秋を【季語=桐の花(夏)】
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きりんの子かゞやく草を喰む五月 杉山久子【季語=五月(夏)】
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星老いる日の大蛤を生みぬ 三枝桂子【季語=蛤(春)】
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切腹をしたことがない腹を撫で 土橋螢
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スタールビー海溝を曳く琴騒の 八木三日女