を
-
妹は滝の扉を恣 小山玄紀【季語=滝(夏)】
妹は滝の扉を恣小山玄紀8月、9月の担当になりました宮本佳世乃です。好きな作家の句集から気ままに選んでいきたいと思います。木曜日の夜。サラリーマンにとってはあと1日頑張れば週末。気の置けない仲…
-
中干しの稲に力を雲の峰 本宮哲郎【季語=雲の峰(夏)】
中干しの稲に力を雲の峰本宮哲郎今回より短期の連載、拙い文で…
-
白衣とて胸に少しの香水を 坊城中子【季語=香水(夏)】
白衣とて胸に少しの香水を坊城中子(『櫓櫂』) 十数年前まで…
-
軽き咳して夏葱の刻を過ぐ 飯島晴子【季語=夏葱(夏)】
軽き咳して夏葱の刻を過ぐ)飯島晴子 一読、ごほんごほんと咳…
-
未来より滝を吹き割る風来たる 夏石番矢【季語=滝(夏)】
未来より滝を吹き割る風来たる夏石番矢(『Métropolitique』)…
-
夕凪を櫂ゆくバター塗るごとく 堀本裕樹【季語=夕凪(夏)】
-
水中に風を起せる泉かな 小林貴子【季語=泉(夏)】
-
金魚屋が路地を素通りしてゆきぬ 菖蒲あや【季語=金魚(夏)】
-
妻のみ恋し紅き蟹などを歎かめや 中村草田男【季語=蟹(夏)】
-
妹の手をとり水の香の方へ 小山玄紀
-
田を植ゑるしづかな音へ出でにけり 中村草田男【季語=田植(夏)】
-
家毀し瀧曼荼羅を下げておく 飯島晴子【季語=滝(夏)】