鉛筆一本田川に流れ春休み 森澄雄 春休み…
春満月そは大いなる糖衣錠 金子敦)) 月…
お障子の人見硝子や涅槃寺 河野静雲(こう…
春宵や光り輝く菓子の塔 川端茅舎(『川端…
春天の塔上翼なき人等) 野見山朱鳥) …
春や昔十五万石の城下哉) 正岡子規) 季…
薄氷の筥(はこ)の中なる逢瀬かな 大木孝…
夕空や日のあたりたる凧一つ 高野素十))…
東京に居るとの噂冴え返る 佐藤漾人(さと…
特定のできぬ遺体や春の泥 高橋 咲(神奈…
廃墟春日首なきイエス胴なき使徒) 野見山…
菜の花やはつとあかるき町はつれ) 正岡子…