木の中に入れば木の陰秋惜しむ 大西朋 〈…
真っ黒な鳥が物言う文化の日 出口善子 も…
新蕎麦や狐狗狸さんを招きては 藤原月彦 …
手を敷いて我も腰掛く十三夜 中村若沙 …
をぎはらにあした花咲きみな殺し 塚本邦…
真っ白な番つがいの蝶よ秋草に 木村丹乙 …
啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 水原秋桜子…
団栗の二つであふれ吾子の手は 今瀬剛一 …
たが魂ぞほたるともならで秋の風 横井也有…
女房の化粧の音に秋澄めり 戸松九里 家内…
【秋の季語=晩秋(10月)】秋刀魚 【解…
火達磨となれる秋刀魚を裏返す 柴原保佳…