銀座明るし針の踵で歩かねば 八木三日女(…
朝寝楽し障子と壺と白ければ 三宅清三郎み…
山桜見て居ればつく渡舟かな 波多野晋平 …
吾も春の野に下りたてば紫に 星野立子 先…
雪兎なんぼつくれば声通る) 飯島晴子 ま…
冬蟹に尿ればどつと裏返る 只野柯舟 只野…
破門状書いて破れば時雨かな 詠み人知らず…
五つずつ配れば四つ余る梨 箱森裕美 「求…
黒岩さんと呼べば秋気のひとしきり 歌代美…
紫陽花のパリーに咲けば巴里の色 星野椿 …
厚餡割ればシクと音して雲の峰 中村草田男…
紫陽花剪るなほ美しきものあらば剪る) 津…