人のかほ描かれてゐたる巣箱かな) (藤原…
主よ人は木の髄を切る寒い朝 成田千空 『…
美しき時雨の虹に人を待つ 森田愛子(『虹…
秋山に箸光らして人を追ふ) 飯島晴子 …
片足はみづうみに立ち秋の人 藤本夕衣 私…
瀧見人子を先だてて来りけり) 飯島晴子 …
うつとりと人見る奈良の鹿子哉 正岡子規 …
人とゆく野にうぐひすの貌強き) 飯島晴子…
さくら餅たちまち人に戻りけり) 渋川京子…
義士の日や途方に暮れて人の中) 日原傳 …
秋淋し人の声音のサキソホン) 杉本零 …
雨月なり後部座席に人眠らせ) 榮 猿丸 …