押してゆく

  1. 白萩を押してゆく身のぬくさかな 飯島晴子【季語=白萩(秋)】

    白萩を押してゆく身のぬくさかな)飯島晴子 両側から萩が、「押してゆく」だけの量感をもってせりだしてくる狭い道。それは温度感覚で言えばつめたくもあたたかくもないだろうが、強いて言えば包まれている感じは…

おすすめ記事

  1. 福笹につけてもらひし何やかや 高濱年尾【季語=福笹(冬)】
  2. あしかびの沖に御堂の潤み立つ しなだしん【季語=蘆牙(春)】
  3. くれなゐの花には季なし枕もと 石川淳【無季】
  4. 【連載】歳時記のトリセツ(9)/干場達矢さん
  5. 【冬の季語】年逝く(年行く)

Pickup記事

  1. 人はみななにかにはげみ初桜 深見けん二【季語=初桜(春)】
  2. 鯛の眼の高慢主婦を黙らせる 殿村菟絲子
  3. 【冬の季語】炬燵
  4. してみむとてするなり我も日傘さす 種谷良二【季語=日傘(夏)】
  5. 皮むけばバナナしりりと音すなり 犬星星人【季語=バナナ(夏)】
PAGE TOP