静臥ただ落葉降りつぐ音ばかり 成田千空 …
厚餡割ればシクと音して雲の峰 中村草田男…
田を植ゑるしづかな音へ出でにけり) 中村…
皮むけばバナナしりりと音すなり) 犬星星…
冬深し柱の中の波の音 長谷川櫂(『古志』…
初燈(とう)明(みょう)背にあかつきの雪…
古池や芭蕉飛こむ水の音 仙厓(「芭蕉蛙画…
季(とき)すぎし西瓜を音もなく食へり 能…
雲の中瀧かゞやきて音もなし 山口青邨 家…
【連載】趣味と写真と、ときどき俳句と【#…
鉄瓶の音こそ佳けれ雪催) 潮田幸司 銀化…
枯葉言ふ「最期とは軽いこの音さ」) 林 …