音
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静臥ただ落葉降りつぐ音ばかり 成田千空【季語=落葉(冬)】
静臥ただ落葉降りつぐ音ばかり成田千空成田千空は俳誌『萬緑』の第四代選者であり、昭和の戦後俳壇を代表する俳人の一人である。また、青森県文化賞、俳人協会賞、詩歌文学館賞、蛇笏賞などの数々の賞を総なめにし…
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厚餡割ればシクと音して雲の峰 中村草田男【季語=雲の峰(夏)】
厚餡割ればシクと音して雲の峰中村草田男(『音数で引く俳句歳時記 夏』)…
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田を植ゑるしづかな音へ出でにけり 中村草田男【季語=田植(夏)】
田を植ゑるしづかな音へ出でにけり)中村草田男 今年は草田男…
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皮むけばバナナしりりと音すなり 犬星星人【季語=バナナ(夏)】
皮むけばバナナしりりと音すなり)犬星星人(「蒼海」14号より)…
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冬深し柱の中の波の音 長谷川櫂【季語=冬深し(冬)】
冬深し柱の中の波の音長谷川櫂(『古志』)初めて読んだのがい…
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初燈明背にあかつきの雪の音 髙橋千草【季語=初燈明(新年)】
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古池や芭蕉飛こむ水の音 仙厓【季語=芭蕉(秋)】
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季すぎし西瓜を音もなく食へり 能村登四郎【季語=西瓜(秋)】
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雲の中瀧かゞやきて音もなし 山口青邨【季語=瀧(夏)】
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【#25】写真の音、匂い
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鉄瓶の音こそ佳けれ雪催 潮田幸司【季語=雪催(冬)】
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枯葉言ふ「最期とは軽いこの音さ」 林翔【季語=枯葉(冬)】