花の幹に押しつけて居る喧嘩かな 田村木國…
お障子の人見硝子や涅槃寺 河野静雲(こう…
東京に居るとの噂冴え返る 佐藤漾人(さと…
落椿とはとつぜんに華やげる 稲畑汀子(い…
見てゐたる春のともしびゆらぎけり 池内た…
春雪の一日が長し夜に逢ふ 山田弘子(やま…
早春や松のぼりゆくよその猫 藤田春梢女(…
よき椅子にもたれて話す冬籠 池内たけし …
犬去れば次の犬来る鳥総松 大橋越央子(お…
左義長のまた一ところ始まりぬ 三木)まさ…