さくらんぼ洗ひにゆきし灯がともり 千原草…
六月を奇麗な風の吹くことよ 正岡子規(「…
でで虫の繰り出す肉に後れをとる) 飯島晴…
美校生として征く額の花咲きぬ) 加倉井秋…
Tシャツの干し方愛の終わらせ方 神野紗希…
馬の背中は喪失的にうつくしい作文だった。…
まはすから嘘つぽくなる白日傘 荒井八雪)…
梅雨の日の烈しくさせば罌粟は燃ゆ 篠田悌…
いちごジャム塗れとおもちゃの剣で脅す) …
新綠を描くみどりをまぜてゐる) 加倉井秋…