【春の季語】木の根明く

【春の季語=初春(2月)】木の根明く

木のまわりの雪がいちはやく溶けて、円状に土があらわになること。

「雪野」から「春野」へと移り変わっていく、その端緒ともいうべき現象である。


【木の根開く(上五)】
木の根明く胎児はなにを見てをるや 宮坂静生
木の根明く仔牛らに灯のひとつづつ 陽美保子

【木の根開く(中七)】

【木の根開く(下五)】
逝く母を父が迎へて木の根明く 宮坂静生


【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】



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