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【夏の季語】小満

【夏の季語=初夏(5月)】小満

【解説】二十四節気の一つで、立夏から15日目に当たります。陽暦で、だいたい5月21日ごろ。西洋占星術では、小満をもって「ふたご座」の始まりとなります。

万物が次第に成長して、一定の大きさに達して来るころ。『暦便覧』には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されています。麦畑が、緑黄色に色付き始めるころでもあり、早いところでは田植も行われるころ。

夏の24節気は、「立夏→小満→芒種→夏至」というふうに移行していきます。

歴史的かなづかいでは「せうまん」と表記します。

【関連季語】立夏、初夏、麦秋など。

【小満】
小満の月へ開けおく納屋の窓      黛 執
小満のみるみる涙湧く子かな      山西雅子
小満の風や格言カレンダー       菅原雅人

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