【春の季語=三春(2〜4月)】春菊

「菊」は秋に花を咲かせるのに対して、春に黄色い花を咲かせる。

日常的に「春菊」といえば、花ではなく葉のことを指すのが一般的。サラダやおひたし、鍋物など、食用とする。花は観賞用となる。

俳句では葉も花も春季のものとして詠まれている。


【春菊(上五)】
春菊や袋大きな見舞妻 石田波郷
春菊の香や癒えてゆく朝すがし 古賀まり子
春菊を洗へば水も香を放つ 鷹羽狩行
春菊が咲いてともかく妻で母 池田澄子
春菊や料理教室みな男 仲谷あきら

【春菊(中七)】

【春菊(下五)】


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