鶴の来るために大空あけて待つ) 後藤比奈…
虹の空たちまち雪となりにけり 山本駄々子…
鴨が来て池が愉快となりしかな 坊城俊樹 …
潮の香や野分のあとの浜畠 齋藤俳小星さい…
子規逝くや十七日の月明に 高浜虚子たかは…
柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺) 正岡子規 …
少女期は何かたべ萩を素通りに 富安風生 …
えりんぎはえりんぎ松茸は松茸 後藤比奈夫…
横ざまに高き空より菊の虻 歌原蒼苔うたは…
【第25回】沖縄・宮古島と篠原鳳作 広渡…
秋の風互に人を怖れけり 永田青嵐(ながた…
蟷螂の怒りまろびて掃かれけり 田中王城(…