「ホトトギス」

  1. 鴨が来て池が愉快となりしかな 坊城俊樹【季語=鴨来る(秋)】

    鴨が来て池が愉快となりしかな坊城俊樹歳時記によると、「鴨来る」は「鴨渡る」と並んで「初鴨」の傍題だ。秋になると、鴨だけでなく大小さまざまの鳥が北方から渡って来る。白鳥や鷹、雁、鶴といった鳥たちの渡り…

  2. 潮の香や野分のあとの浜畠 齋藤俳小星【季語=野分(秋)】

    潮の香や野分のあとの浜畠齋藤俳小星さいとう・はいしょうせいまさとし))…

  3. 子規逝くや十七日の月明に 高浜虚子【季語=月明(秋)】

    子規逝くや十七日の月明に高浜虚子たかはま・きよしまさとし))…

  4. 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規【季語=柿(秋)】

    柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺)正岡子規本を読んでいると、気に…

  5. 少女期は何かたべ萩を素通りに 富安風生【季語=萩(秋)】

    少女期は何かたべ萩を素通りに富安風生先週、爽波の句について…

  6. えりんぎはえりんぎ松茸は松茸 後藤比奈夫【季語=松茸(秋)】

  7. 横ざまに高き空より菊の虻 歌原蒼苔【季語=菊(秋)】

  8. 俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第25回】沖縄・宮古島と篠原鳳作

  9. 秋の風互に人を怖れけり 永田青嵐【季語=秋の風(秋)】

  10. 蟷螂の怒りまろびて掃かれけり 田中王城【季語=蟷螂(秋)】

  11. けさ秋の一帆生みぬ中の海 原石鼎【季語=今朝秋(秋)】

  12. 手花火を左に移しさしまねく 成瀬正俊【季語=花火(夏/秋)】

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  3. 女に捨てられたうす雪の夜の街燈 尾崎放哉【季語=雪(冬)】
  4. でで虫の繰り出す肉に遅れをとる 飯島晴子【季語=でで虫(夏)】
  5. 赤い椿白い椿と落ちにけり 河東碧梧桐【季語=椿(春)】

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