木枯やたけにかくれてしづまりぬ) 芭蕉 …
こほろぎや女の髪の闇あたたか 竹岡一郎(…
犬の仔のすぐにおとなや草の花 広渡敬雄 …
自動車も水のひとつや秋の暮 攝津幸彦(『…
紐の束を括るも紐や蚯蚓鳴く 澤好摩 夜道…
橡の実のつぶて颪や豊前坊) 杉田久女 コ…
松風や俎に置く落霜紅 森澄雄 澄雄をちょ…
潮の香や野分のあとの浜畠 齋藤俳小星さい…
子規逝くや十七日の月明に 高浜虚子たかは…
あめつちや林檎の芯に蜜充たし() 武田伸…
かき冰青白赤(トリコロール)や混ぜれば黎…
蜩やチパナスのあたり雲走る 井岡咀芳(『…