【夏の季語=晩夏(7月)】夏休(夏休み)…
滴りてふたりとは始まりの数 辻美奈子(『…
みちのくに戀ゆゑ細る瀧もがな 筑紫磐井(…
卓に組む十指もの言ふ夜の秋) 岡本眸 …
七夕のあしたの町にちる色帋 麻田椎花(あ…
もの書けば余白の生まれ秋隣 藤井あかり(…
告げざる愛地にこぼしつつ泉汲む 恩田侑布…
夏山に勅封の大扉あり 宇佐美魚目 どっし…
なく声の大いなるかな汗疹の児) 高浜虚子…
大阪の屋根に入る日や金魚玉 大橋櫻坡子(…
利根川のふるきみなとの蓮かな 水原秋櫻子…
愛されずして沖遠く泳ぐなり 藤田湘子(『…