麦よ死は黄一色と思いこむ 宇多喜代子 「…
体内の水傾けてガラス切る 須藤徹(『須藤…
スタールビー海溝を曳く琴騒の 八木三日女…
回廊をのむ回廊のアヴェ・マリア) 豊口陽…
野の落暉八方へ裂け 戰爭か 楠本憲吉(『…
嵐の埠頭蹴る油にもまみれ針なき時計) 赤…
同じ事を二本のレール思はざる 阿部青鞋(…
酒醸す色とは白や米その他 中井余花朗(な…
しろい小さいお面いっぱい一茶のくに&nb…
風へおんがくがことばがそして葬 夏木久 …
ポメラニアンすごい不倫の話きく 長嶋有 …
迷宮へ靴取りにゆくえれめのぴー 中嶋憲…