【秋の季語=初秋(8月)】芭蕉/芭蕉葉、…
後の月瑞穂の国の夜なりけり) 村上鬼城 …
輝きてビラ秋空にまだ高し) 西澤春雪 松…
木犀や同棲二年目の畳 髙柳克弘(『未踏』…
仲秋の金蠅にしてパッと散る 波多野爽波 …
秋淋し人の声音のサキソホン) 杉本零 …
コスモスのゆれかはしゐて相うたず 鈴鹿野…
運動会静かな廊下歩きをり) 岡田由季 絶…
老僧の忘れかけたる茸の城) 小林衹郊 …
手に負へぬ萩の乱れとなりしかな 安住敦(…
颱風の去つて玄界灘の月) 中村吉右衛門 …
淋しさに鹿も起ちたる馬酔木かな 山本梅史…