啜り泣く浅蜊のために灯を消せよ 磯貝碧蹄…
十二月うしろの正面山の神 成田千空 草…
寒夕焼に焼き亡ぼさん癌の身は 成田千空 …
雀来て紅梅はまだこどもの木 成田千空 …
白鳥の花の身又の日はありや 成田千空 …
主よ人は木の髄を切る寒い朝 成田千空 『…
仰向けに冬川流れ無一文 成田千空 千空…
綿虫や母あるかぎり死は難し 成田千空 兵…
あたゝかき十一月もすみにけり 中村草田男…
静臥ただ落葉降りつぐ音ばかり 成田千空 …
めぐりあひやその虹七色七代まで) 中村草…
折々己れにおどろく噴水時の中) 中村草田…