白夜の忠犬百骸挙げて石に近み) 中村草田…
「我が毒」ひとが薄めて名薬梅雨永し) 中…
鶏鳴の多さよ夏の旅一歩) 中村草田男 …
虹の後さづけられたる旅へ発つ) 中村草田…
厚餡割ればシクと音して雲の峰 中村草田男…
妻のみ恋し紅き蟹などを歎かめや) 中村草…
田を植ゑるしづかな音へ出でにけり) 中村…
あたゝかき十一月もすみにけり 中村草田男…
【第40回】青山と中村草田男 広渡敬雄(…
【第39回】青森・五所川原と成田千空 広…
南海多感に物象定か獺祭忌 中村草田男(『…
凌霄は妻恋ふ真昼のシャンデリヤ 中村草田…