「萬緑」
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白夜の忠犬百骸挙げて石に近み 中村草田男【季語=白夜(夏)】
白夜の忠犬百骸挙げて石に近み)中村草田男 第8句集『時機(とき)』は草田男が生前に編んだ最後の句集であり、第7句集『美田』の13年後にあたる昭和55年(1980/草田男79歳)に刊行された。内容は『…
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「我が毒」ひとが薄めて名薬梅雨永し 中村草田男【季語=梅雨(夏)】
「我が毒」ひとが薄めて名薬梅雨永し)中村草田男 「萬緑」創…
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鶏鳴の多さよ夏の旅一歩 中村草田男【季語=夏の旅(夏)】
鶏鳴の多さよ夏の旅一歩)中村草田男 掲句は第四句集『来し方…
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虹の後さづけられたる旅へ発つ 中村草田男【季語=虹(夏)】
虹の後さづけられたる旅へ発つ)中村草田男草田男は『火の島』…
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厚餡割ればシクと音して雲の峰 中村草田男【季語=雲の峰(夏)】
厚餡割ればシクと音して雲の峰中村草田男(『音数で引く俳句歳時記 夏』)…
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妻のみ恋し紅き蟹などを歎かめや 中村草田男【季語=蟹(夏)】
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田を植ゑるしづかな音へ出でにけり 中村草田男【季語=田植(夏)】
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あたゝかき十一月もすみにけり 中村草田男【季語=十一月(冬)】
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俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第40回】 青山と中村草田男
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俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第39回】 青森・五所川原と成田千空
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南海多感に物象定か獺祭忌 中村草田男【季語=獺祭忌(秋)】
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凌霄は妻恋ふ真昼のシャンデリヤ 中村草田男【季語=凌霄(夏)】