海市あり別れて匂ふ男あり 秦夕美(『逃世…
死も佳さそう黒豆じっくり煮るも佳し 池田…
弟へ恋と湯婆ゆづります 攝津幸彦(『鹿々…
泥棒の恋や月より吊る洋燈ラムプ 大屋…
南浦和のダリヤを仮のあはれとす 摂津幸彦…
来たことも見たこともなき宇都宮) 筑紫磐…
ものゝふの掟はしらず蜆汁 秦夕美(『雲 …
集いて別れのヨオーッと一本締め 雪か 池…
男色や鏡の中は鱶(ふか)の海 男波弘志(…
逢えぬなら思いぬ草紅葉にしゃがみ) 池田…
【リレー連載】歳時記のトリセツ(9)/干…
【リレー連載】歳時記のトリセツ(8)/池…