盥にあり夜振のえもの尾をまげて 柏崎夢香…
而して蕃茄の酸味口にあり 嶋田青峰(『青…
冷やっこ試行錯誤のなかにあり 安西水丸)…
蛇の衣傍にあり憩ひけり 高濱虚子)) こ…
かゝる世もありと暮しぬ春炬燵 松尾いはほ…
杜甫にして余寒の詩句ありなつかしき 森澄…
年玉受く何も握れぬ手でありしが) 髙柳克…
初夢にドームがありぬあとは忘れ 加倉井秋…
一陣の温き風あり返り花 小松月尚(こまつ…
本捨つる吾に秋天ありにけり 渡部州麻子 …
大いなる春を惜しみつ家に在り 星野立子(…