あり
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盥にあり夜振のえもの尾をまげて 柏崎夢香【季語=夜振(夏)】
盥にあり夜振のえもの尾をまげて柏崎夢香(かしわざき・むこう))雨の七曜が過ぎて、三連休は意外に晴れた週明け、また、暑い日が戻ってきた東京。平日が四日って結構忙しいというのは、なんだかよくわか…
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而して蕃茄の酸味口にあり 嶋田青峰【季語=トマト(夏)】
而して蕃茄の酸味口にあり嶋田青峰(『青峰集』大正14年)こ…
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冷やっこ試行錯誤のなかにあり 安西水丸【季語=冷やっこ(夏)】
冷やっこ試行錯誤のなかにあり安西水丸))久しぶりに図書館へ…
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蛇の衣傍にあり憩ひけり 高濱虚子【季語=蛇の衣(夏)】
蛇の衣傍にあり憩ひけり高濱虚子))このところ朝の散歩が続い…
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かゝる世もありと暮しぬ春炬燵 松尾いはほ【季語=春炬燵(春)】
かゝる世もありと暮しぬ春炬燵松尾いはほ(まつお・いわお)頼…
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杜甫にして余寒の詩句ありなつかしき 森澄雄【季語=余寒(春)】
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年玉受く何も握れぬ手でありしが 髙柳克弘【季語=年玉(新年)】
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初夢にドームがありぬあとは忘れ 加倉井秋を【季語=初夢(新年)】
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一陣の温き風あり返り花 小松月尚【季語=返り花(冬)】
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本捨つる吾に秋天ありにけり 渡部州麻子【季語=秋天(秋)】
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大いなる春を惜しみつ家に在り 星野立子【季語=春惜しむ(春)】