逢いたいと書いてはならぬ月と書く 池田澄…
旅いつも雲に抜かれて大花野 岩田奎 『第…
雨聴いて一つ灯に寄る今宵かな 村上鬼城 …
菊食うて夜といふなめらかな川 飯田晴 先…
雨だれを聴きて信濃の濁り酒 德田千鶴子 …
蟷螂にコップ被せて閉じ込むる 藤田哲史 …
たべ飽きてとんとん歩く鴉の子 高野素十 …
露草を持つて銀行に入つてゆく) 飯島晴子…
葛の花こぼれやすくて親匿され) 飯島晴子…
瀧見人子を先だてて来りけり) 飯島晴子 …
鬼灯市雷門で落合うて 田中松陽子 先週…
「月光」旅館 開けても開けて…