蜷のみち淡くなりてより来し我ぞ) 飯島晴…
鳥の恋いま白髪となる途中 鳥居真里子(『…
つばめつばめ泥が好きなる燕かな) 細見綾…
家濡れて重たくなりぬ花辛夷) 森賀まり …
服脱ぎてサンタクロースになるところ 堀切…
ほほゑみに肖てはるかなれ霜月の火事の中な…
蜩や久しぶりなる井の頭 柏崎夢香(かしわ…
駅蕎麦の旨くなりゆく秋の風 大牧広(『大…
月代は月となり灯は窓となる 竹下しづの女…
雲の峰ぬつと東京駅の上) 鈴木花蓑) 「…
いちまいの水田になりて暮れのこり) 長谷…
まはすから嘘つぽくなる白日傘 荒井八雪)…