かくも濃き桜吹雪に覚えなし) 飯島晴子 …
大風の春葱畠真直来よ) 飯島晴子 『寒晴…
二人でかぶる風折烏帽子うぐひすとぶ) 飯…
蜷のみち淡くなりてより来し我ぞ) 飯島晴…
雛まつり杉の迅さのくらやみ川) 飯島晴子…
鶯に蔵をつめたくしておかむ) 飯島晴子 …
紅梅の気色たゞよふ石の中) 飯島晴子 「…
辛酸のほどは椿の絵をかけて) 飯島晴子 …
白梅や粥の面てを裏切らむ) 飯島晴子 も…
雪兎なんぼつくれば声通る) 飯島晴子 ま…
髪で捲く鏡や冬の谷底に) 飯島晴子 湿っ…
ひきつゞき身のそばにおく雪兎) 飯島晴子…