飯島晴子

  1. 二人でかぶる風折烏帽子うぐひすとぶ 飯島晴子【季語=鶯(春)】

    二人でかぶる風折烏帽子うぐひすとぶ)飯島晴子『八頭』は、最初の三句集よりもより華やか、煌びやかで、気高い。それでいて、狩、肉などの荒々しさもある。掲句はまず、風折烏帽子と鶯。鶯と狩、鶯と風。…

  2. 蜷のみち淡くなりてより来し我ぞ 飯島晴子【季語=蜷(春)】

    蜷のみち淡くなりてより来し我ぞ)飯島晴子晴子の第三句集『春…

  3. 雛まつり杉の迅さのくらやみ川 飯島晴子【季語=雛祭(春)】

    雛まつり杉の迅さのくらやみ川)飯島晴子「杉の迅さ」をどうと…

  4. 鶯に蔵をつめたくしておかむ 飯島晴子【季語=鶯(春)】

    鶯に蔵をつめたくしておかむ)飯島晴子当然「に」がポイントと…

  5. 紅梅の気色たゞよふ石の中 飯島晴子【季語=紅梅(春)】

    紅梅の気色たゞよふ石の中)飯島晴子「石の中」は、複数の岩に…

  6. 辛酸のほどは椿の絵をかけて 飯島晴子【季語=椿(春)】

  7. 白梅や粥の面てを裏切らむ 飯島晴子【季語=白梅(春)】

  8. 雪兎なんぼつくれば声通る 飯島晴子【季語=雪兎(冬)】

  9. 髪で捲く鏡や冬の谷底に 飯島晴子【季語=冬(冬)】

  10. ひきつゞき身のそばにおく雪兎 飯島晴子【季語=雪兎(冬)】

  11. 人の日の枯枝にのるひかりかな 飯島晴子【季語=人の日(新年)】

  12. 年逝くや兎は頰を震はせて 飯島晴子【季語=年逝く(冬)】

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