【秋の季語】草市

【秋の季語=初秋(8月)】草市

陰暦7月12日の夜から翌日にかけて、「盂蘭盆」の仏前に供える草花や飾り物などを売る市のこと。

「草の市」、あるいは「盆市」や「花市」とも。


【草市(上五)】
草市にねぎる心のあはれなり  正岡子規
草市を犬吠え抜けし犬のにほひ 内田百間
草市のものに音たて日照雨 鷹羽狩行
草市のホース長々奈邊より 中原道夫
草市や生者の側の淡きこと 櫂未知子

【草市(中七)】
ひつそりと草市かたまり雨となる 菖蒲あや
銀行の前草市の荷を開く 池内けい吾

【草市(下五)】


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