冬の季語

【冬の季語】室咲

【冬の季語=三冬(11月〜1月)】室咲

温室のなかで花を咲かせること、あるいは咲いた花のこと。

「室咲き」と「き」を送ることもある。

室の花」ともいう。


【室咲(上五)】
室咲や詩書積む中に花ひとつ 水原秋櫻子
室咲きをきりきり締めて届きたり 蓬田紀枝子
室咲きに水やることも旅支度 片山由美子

【室咲(中七)】

【室咲(下五)】


  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 【冬の季語】雪掻
  2. 【秋の季語】秋彼岸
  3. 【夏の季語】サイダー
  4. 【秋の季語】秋分の日
  5. 【夏の季語】六月
  6. 【春の季語】猫の子
  7. 【秋の季語】立秋
  8. 【夏の季語】向日葵

おすすめ記事

  1. ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき 桂信子【季語=梅雨(夏)】
  2. 澁柿を食べさせられし口許に 山内山彦【季語=柿(秋)】
  3. 馬の背中は喪失的にうつくしい作文だった。 石松佳
  4. 趣味と写真と、ときどき俳句と【#10】食事の場面
  5. 毛帽子をかなぐりすててのゝしれる     三木朱城【季語=毛帽子(冬)】
  6. 神保町に銀漢亭があったころ【第33回】馬場龍吉
  7. えりんぎはえりんぎ松茸は松茸 後藤比奈夫【季語=松茸(秋)】
  8. 同じ事を二本のレール思はざる 阿部青鞋
  9. 【書評】中原道夫 第13句集『彷徨』(ふらんす堂、2019年)
  10. 付喪神いま立ちかへる液雨かな 秦夕美【季語=液雨(冬)】

Pickup記事

  1. 【書評】人生の成分・こころの成分――上田信治『成分表』(素粒社、2022年)
  2. 夜の子の明日の水着を着てあるく 森賀まり【季語=水着(夏)】
  3. 【冬の季語】追儺
  4. お障子の人見硝子や涅槃寺 河野静雲【季語=涅槃寺(春)】
  5. 「パリ子育て俳句さんぽ」【12月11日配信分】
  6. 【連載】加島正浩「震災俳句を読み直す」第2回
  7. 【冬の季語】セーター
  8. シゴハイ【第3回】脇本浩子(イタリア食文化文筆・翻訳家)
  9. COVID-19十一月の黒いくれよん 瀬戸正洋【冬の季語=十一月(冬)】
  10. 大年の夜に入る多摩の流れかな 飯田龍太【季語=大年(冬)】
PAGE TOP