魚は氷に上るや恋の扉開く 青柳飛(「天為…
辛酸のほどは椿の絵をかけて) 飯島晴子 …
冴返るまだ粗玉の詩句抱き 上田五千石 …
白梅や粥の面てを裏切らむ) 飯島晴子 も…
節分や海の町には海の鬼 矢島渚男 今日は…
屋根の上に明るき空やパリの春 コンラツド…
純愛や十字十字の冬木立 対馬康子(『愛国…
雪が来るうさぎの耳とうさぎの目 青柳志解…
髪で捲く鏡や冬の谷底に) 飯島晴子 湿っ…
海外のニュースの河馬が泣いていた 木田智…
ひきつゞき身のそばにおく雪兎) 飯島晴子…
降る雪や玉のごとくにランプ拭く 飯田蛇笏…