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わが恋人涼しチョークの粉がこぼれ 友岡子郷【季語=涼し(夏)】
わが恋人涼しチョークの粉がこぼれ友岡子郷(『遠方』) チョークというと学校の授業を思い出してしまう。俳句に詠まれたチョークの句の多くは教師の作品である。学校以外にも、駅の伝言板や料理店のおすすめメニ…
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この人のうしろおびただしき螢 飯島晴子【季語=蛍(夏)】
この人のうしろおびただしき螢)飯島晴子 こう言いながらも、…
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ふところに四万六千日の風 深見けん二【季語=四万六千日(夏)】
ふところに四万六千日の風深見けん二 初めて四万六千日詣をし…
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姦通よ夏木のそよぐ夕まぐれ 宇多喜代子【季語=夏木(夏)】
姦通よ夏木のそよぐ夕まぐれ宇多喜代子(『夏の日』) 姦通と…
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軽き咳して夏葱の刻を過ぐ 飯島晴子【季語=夏葱(夏)】
軽き咳して夏葱の刻を過ぐ)飯島晴子 一読、ごほんごほんと咳…
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鶏鳴の多さよ夏の旅一歩 中村草田男【季語=夏の旅(夏)】
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水喧嘩恋のもつれも加はりて 相島虚吼【季語=水喧嘩(夏)】
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螢とび疑ひぶかき親の箸 飯島晴子【季語=螢(夏)】
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白い部屋メロンのありてその匂ひ 上田信治【季語=メロン(夏)】
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紫陽花のパリーに咲けば巴里の色 星野椿【季語=紫陽花(夏)】
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さよならと梅雨の車窓に指で書く 長谷川素逝【季語=梅雨(夏)】
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うつとりと人見る奈良の鹿子哉 正岡子規【季語=鹿子(夏)】