1. 飛んでゐる蝶にいつより蜂の影 中西夕紀【季語=蝶・蜂(春)】

    飛んでゐる蝶にいつより蜂の影中西夕紀夜中に暑くて暑くて、しかもゴーゴー音がして寝苦しい。音は多分線路で工事しているんだろうと思っていた。(寝ている部屋のすぐ傍が線路で、時々夜中に工事する)…

  2. 啜り泣く浅蜊のために灯を消せよ 磯貝碧蹄館【季語=浅利(春)】

    啜り泣く浅蜊のために灯を消せよ磯貝碧蹄館(『道化』)浅蜊は…

  3. 銀座明るし針の踵で歩かねば 八木三日女

    銀座明るし針の踵で歩かねば八木三日女(『赤い地図』昭和38年)…

  4. 象の足しづかに上る重たさよ 島津亮

    象の足しづかに上る重たさよ島津亮(『紅葉寺境内』昭和27年)…

  5. 花散るや金輪際のそこひまで 池田瑠那【季語=花散る(春)】

    花散るや金輪際のそこひまで池田瑠那映画やテレビの世界では間…

  6. 白魚の目に哀願の二つ三つ 田村葉【季語=白魚(春)】

  7. 三角形の 黒の物体の 裏側の雨 富沢赤黄男

  8. 麗しき春の七曜またはじまる 山口誓子【季語=春(春)】

  9. 初花や竹の奥より朝日かげ    川端茅舎【季語=初花(春)】

  10. エリックのばかばかばかと桜降る 太田うさぎ【季語=桜(春)】

  11. 春雷の一喝父の忌なりけり 太田壽子【季語=春雷(春)】

  12. 百合のある方と狐のゐる方と 小山玄紀

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