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山眠る細き蛇口のサモワール 満田春日【季語=山眠る(冬)】
2024.12.06
いつの日も 僕のそばには お茶がある 大谷翔平
2024.12.05
M列六番冬着の膝を越えて座る 榮猿丸【季語=冬着(冬)】
2024.12.03
たかだかとあはれは三の酉の月 久保田万太郎【季語=三の酉(冬)】
2024.11.29
短日や襁褓に父の尿重く 相子智恵【季語=短日(冬)】
2024.11.29
冬蜂の事切れてすぐ吹かれけり 堀本裕樹【季語=冬の蜂(冬)】
2024.11.27
鯛焼や雨の端から晴れてゆく 小川楓子【季語=鯛焼(冬)】
2024.11.23
ある朝の冠雪富士の一部見ゆ 池田秀水【季語=雪(冬)】
2024.11.22
母の目の前で沸かして湯たんぽへ 守屋明俊【季語=湯たんぽ(冬)】
2024.11.14
木枯らし俺の中から出るも又木枯らし 平田修【季語=木枯(冬)】
2024.11.10
うれしさの木の香草の香木の実の香 黒田杏子【季語=木の実(秋)】
2024.11.06
あはれ子の夜寒の床の引けば寄る 中村汀女【季語=夜寒(秋)】
2024.11.05
日の綿に座れば無職のひとりもいい 平田修
2024.11.03
とんぼ連れて味方あつまる山の国 阿部完市【季語=とんぼ(秋)】
2024.11.02
蜻蛉やヒーローショーの殴る蹴る 三橋五七【季語=蜻蛉(秋)】
2024.10.29
初鴨の一直線に水ひらく 月野ぽぽな【季語=初鴨(秋)】
2024.10.26
身に入むやふた親の亡き家の鍵 吉田祥子【季語=身に入む(秋)】
2024.10.24
巣をあるく蜂のあしおと秋の昼 宇佐美魚目【季語=秋の昼(秋)】
2024.10.23
とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな 中村汀女【季語=蜻蛉(秋)】
2024.10.22
俺の血が根っこでつながる寒い川 平田修【季語=寒い(冬)】
2024.10.20
秋麗の柩にもたれ眠りけり 藤田直子【季語=秋麗(秋)】
2024.10.17
柿の色とにかく生きなさいの色 宮崎斗士【季語=柿(秋)】
2024.10.16
とんばうの集ふあたりに加はる子 矢野玲奈【季語=蜻蛉(秋)】
2024.10.15
六畳葉っぱの死ねない唇の元気 平田修
2024.10.13
釣銭のかすかな湿り草紅葉 村上瑠璃甫【季語=草紅葉(秋)】
2024.10.12
歯をもつてぎんなん割るや日本の夜 加藤楸邨【季語=銀杏(秋)】
2024.10.11
今生のいまが倖せ衣被 鈴木真砂女【季語=衣被(秋)】
2024.10.10
泣くときの唇伸びて月夜かな 池田澄子【季語=月夜(秋)】
2024.10.09
桐の実の側室ばかりつらなりぬ 峯尾文世【季語=桐の実(秋)】
2024.10.07
かがみ込めば冷たい水の水六畳 平田修
2024.10.06
永遠のステンドグラス秋日濃し 坊城俊樹【季語=秋日(秋)】
2024.10.04
青空の黒い少年入ってゆく 平田修
2024.09.29
秋の蚊の志なく飛びゆけり 中西亮太【季語=秋の蚊(秋)】
2024.09.28
角切の鹿苑にある静と動 酒井湧水【季語=角切(秋)】
2024.09.27
戦艦の生れしドック小鳥来る 稲畑廣太郎【季語=小鳥来る(秋)】
2024.09.25
虫売やすぐ死ぬ虫の説明も 西村麒麟【季語=虫売(秋)】
2024.09.24
生涯の恋の数ほど曼珠沙華 大西泰世【季語=曼珠沙華(秋)】
2024.09.23
握れば冷たい個人の鍵と富士宮 平田修【季語=冷たい(冬)】
2024.09.23
草木のすつと立ちたる良夜かな 草子洗【季語=良夜(秋)】
2024.09.21
十六夜や間違ひ電話の声に惚れ 内田美紗【季語=十六夜(秋)】
2024.09.16
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