ハイクノミカタ

地吹雪や蝦夷はからくれなゐの島 櫂未知子【季語=地吹雪(冬)】 


地吹雪や蝦夷はからくれなゐの島)

櫂未知子
第3句集『カムイ』より

 会うたびに、「旭川なんて人が住むところじゃないわ。あんな寒いところでよく頑張ってるわね。」といじってくる人がいる。そう、私の師、櫂未知子先生である。最終回は、その恩師の句を取り上げる。

 北海道に転勤になった私に、救いの手を差し伸べてくれたのは、まぎれもなく、未知子先生だった。ここだけの話、実は、就職・転勤と同時に、俳句をやめようと考えていた。学生時代に句座を共にした周りの同輩・後輩たちの躍進が凄まじく、悔しい思いが多すぎて、俳句はきっぱり諦めようと思った。東京を離れれば、群青の句会にも行かなくてもいい、俳句のことを考えなくていい、今がやめるチャンスだと思っていた。そんな時、先生から「余市で蝦夷句会の吟行があるのだけど、良かったら来ない?葡萄狩とジンギスカンだよ。」という誘いがあった。俳句から離れそうになっているのを察してくれたのだろうか。いや、彼女はそんなタイプではないと思う(笑)。ただ、その時私は、北海道で知らないメンバーと句会、観光がてら試しに行ってみようという気持ちになった。そこで素敵なメンバーに出会い、北海道でも、もうすこし俳句を頑張ってみようという気持ちになった。北海道新聞俳句賞も、星野立子新人賞も、今の自分があるのは、先生のこの誘いのお陰である。もちろん、ハイクノミカタを執筆するチャンスもなかっただろう。

 掲句の作者は、「群青」共同代表の櫂未知子先生。第3句集『カムイ』より引いた。正直、北海道に来るまで、この句の良さがまったく分からなかった。しかし、実際に地吹雪を経験して、「からくれなゐの島」というこの表現しかないと思った。地吹雪は白ではない。紅なのだ。「からくれなゐ」には、死への恐怖心、何もできない無力感、抜け出すことが出来ない絶望感など色々なものが含まれているのではないだろうか。また、北海道の人は、「蝦夷」という言葉を使わなくなってきているそう。この言葉を後世に残すという意味でも、価値の大きな一句ではないか。

 櫂未知子論とまでは言わないが、ここからすこし彼女の分析をしてみたい。彼女は過去にも地吹雪の句を詠んでいる。地吹雪の俳句から、故郷・北海道に対する彼女の心情の移り変わりが分かる。

  地吹雪の先には誇り高き海 櫂未知子 第一句集『貴族』より

 掲句は、1996年発売の『貴族』に収録されている。ここで詠まれた地吹雪には、すこしポジティブな印象を受ける。この句は、余市での一景だろう。故郷の海に対する尊敬の気持ちがはっきりと表れている。この頃の俳句には、故郷への愛着心というのが、強く出ているのではないか。『貴族』においては、このような故郷の余市への愛を実感できる句が多いように感じる。

  素人が吹雪の芯へ出てゆくと 櫂未知子 第二句集『蒙古斑』より

 この句の感覚としては「吹雪の怖さを知らない都会の人間をあざ笑う道民」といったところか。ただ、掲句では「自分のことを都会人」だと思っている節がある。都会人同士で、吹雪を知るものと知らぬものを比べているような視点ではないか。この気持ちは、今の自分に重なるところがある。吹雪の芯という表現は、やはり体験したものならではだ。この辺りから、故郷を達観した表現が出始めたように思える。ちひさめの雲丹は苦海へ戻したまへ 櫂未知子 第二句集『蒙古斑』など。

  地吹雪や愚かに顔を上ぐるのみ 櫂未知子 「群青」2023年2月号 連作「爪」より

 彼女の最新の地吹雪の句である。もうここまで来ると変化が分かりやすいのではないか。何か、地吹雪を歩き進む北海道の人々を嘲笑するような表現である。しかし、ここに腹は立たない。まぎれもなく、これは自虐なのだろう。誇りを持っていた故郷も、ついには寂びれてきて、すでに父も母も亡くしている。故郷への希望は既に失われており、地吹雪に屈するような感覚を持っているのではないか。故郷を詠んだ近年の未知子句には、こういった故郷への寂しさかつネガティブな気持ちが表れている句が多い。海荒れてこそのふるさと節分会 櫂未知子 第三句集『カムイ』など。

 ここまで少しだけ、櫂未知子の句から彼女の故郷に対する心情変化を分析してみた。北海道は、私にとって第二の故郷と言える地である。これから、ここ北海道をどのように詠んでいくべきか、考える機会にもなった。また、地吹雪という季語を使った俳句は、体験したものにしか作れないのではないかと思っている。私も、いつか後世に残るくらいの地吹雪の句を作ってみたいものだ。

 皆さん2か月間、拙い連載にお付き合いくださり、ありがとうございました。また、どこかで。

鈴木総史


【執筆者プロフィール】
鈴木総史(すずき・そうし)
平成8年(1996)東京都狛江市生まれ、26歳。
北海道旭川市在住。現在、製薬会社の営業(MR)として勤務。
平成26年(2014)、第17回俳句甲子園をきっかけに俳句をはじめる。
平成27年(2015)3月、「群青」入会。櫂未知子と佐藤郁良に師事。本格的に作句を開始。
令和元年(2019)、転勤に伴い、北海道旭川市へ移住。
令和3年(2021)10月、「雪華」入会。橋本喜夫に師事。
令和4年(2022)、作品集「微熱」にて、第37回北海道新聞俳句賞を最年少受賞。
令和5年(2023)1月より、「雪華」同人。
現在、「群青」「雪華」同人。俳人協会会員。


句集『カムイ』はこちらから↓】


2020年10月からスタートした「ハイクノミカタ」。【シーズン1】は、月曜=日下野由季→篠崎央子(2021年7月〜)、火曜=鈴木牛後、水曜=月野ぽぽな、木曜=橋本直、金曜=阪西敦子、土曜=太田うさぎ、日曜=小津夜景さんという布陣で毎日、お届けしてきた記録がこちらです↓



【2023年2月の火曜日☆鈴木総史のバックナンバー】

>>〔6〕立春の零下二十度の吐息   三品吏紀
>>〔7〕背広来る来るジンギスカンを食べに来る 橋本喜夫
>>〔8〕北寄貝桶ゆすぶつて見せにけり 平川靖子

【2023年2月の水曜日☆楠本奇蹄のバックナンバー】

>>〔1〕うらみつらみつらつら椿柵の向う 山岸由佳
>>〔2〕忘れゆくはやさで淡雪が乾く   佐々木紺
>>〔3〕雪虫のそつとくらがりそつと口笛 中嶋憲武
>>〔4〕さくら餅たちまち人に戻りけり  渋川京子

【2023年1月の火曜日☆鈴木総史のバックナンバー】

>>〔1〕年迎ふ父に胆石できたまま   島崎寛永
>>〔2〕初燈明背にあかつきの雪の音 髙橋千草
>>〔3〕蝦夷に生まれ金木犀の香を知らず 青山酔鳴
>>〔4〕流氷が繋ぐ北方領土かな   大槻独舟
>>〔5〕湖をこつんとのこし山眠る 松王かをり

【2023年1月の水曜日☆岡田由季のバックナンバー】

>>〔1〕さしあたり坐つてゐるか鵆見て 飯島晴子
>>〔2〕潜り際毬と見えたり鳰     中田剛
>>〔3〕笹鳴きに覚めて朝とも日暮れとも 中村苑子
>>〔4〕血を分けし者の寝息と梟と   遠藤由樹子

【2022年11・12月の火曜日☆赤松佑紀のバックナンバー】

>>〔1〕氷上と氷中同じ木のたましひ 板倉ケンタ
>>〔2〕凍港や旧露の街はありとのみ 山口誓子
>>〔3〕境内のぬかるみ神の発ちしあと 八染藍子
>>〔4〕舌荒れてをり猟銃に油差す 小澤實
>>〔5〕義士の日や途方に暮れて人の中 日原傳
>>〔6〕枯野ゆく最も遠き灯に魅かれ 鷹羽狩行
>>〔7〕胸の炎のボレロは雪をもて消さむ 文挾夫佐恵
>>〔8〕オルゴールめく牧舎にも聖夜の灯 鷹羽狩行
>>〔9〕去年今年詩累々とありにけり  竹下陶子

【2022年11・12月の水曜日☆近江文代のバックナンバー】

>>〔1〕泣きながら白鳥打てば雪がふる 松下カロ
>>〔2〕牡蠣フライ女の腹にて爆発する 大畑等
>>〔3〕誕生日の切符も自動改札に飲まれる 岡田幸生
>>〔4〕雪が降る千人針をご存じか 堀之内千代
>>〔5〕トローチのすつと消えすつと冬の滝 中嶋憲武
>>〔6〕鱶のあらい皿を洗えば皿は海 谷さやん
>>〔7〕橇にゐる母のざらざらしてきたる 宮本佳世乃
>>〔8〕セーターを脱いだかたちがすでに負け 岡野泰輔
>>〔9〕動かない方も温められている   芳賀博子

【2022年10月の火曜日☆太田うさぎ(復活!)のバックナンバー】

>>〔92〕老僧の忘れかけたる茸の城 小林衹郊
>>〔93〕輝きてビラ秋空にまだ高し  西澤春雪
>>〔94〕懐石の芋の葉にのり衣被    平林春子
>>〔95〕ひよんの実や昨日と違ふ風を見て   高橋安芸

【2022年9月の水曜日☆田口茉於のバックナンバー】

>>〔5〕運動会静かな廊下歩きをり  岡田由季
>>〔6〕後の月瑞穂の国の夜なりけり 村上鬼城
>>〔7〕秋冷やチーズに皮膚のやうなもの 小野あらた
>>〔8〕逢えぬなら思いぬ草紅葉にしゃがみ 池田澄子

【2022年9月の火曜日☆岡野泰輔のバックナンバー】

>>〔1〕帰るかな現金を白桃にして    原ゆき
>>〔2〕ビル、がく、ずれて、ゆくな、ん、てきれ、いき、れ なかはられいこ
>>〔3〕サフランもつて迅い太子についてゆく 飯島晴子
>>〔4〕琴墜ちてくる秋天をくらりくらり  金原まさ子

【2022年9月の水曜日☆田口茉於のバックナンバー】

>>〔1〕九月来る鏡の中の無音の樹   津川絵理子
>>〔2〕雨月なり後部座席に人眠らせ    榮猿丸
>>〔3〕秋思かがやくストローを嚙みながら 小川楓子
>>〔4〕いちじくを食べた子供の匂ひとか  鴇田智哉

【2022年6月の火曜日☆杉原祐之のバックナンバー】

>>〔1〕仔馬にも少し荷を付け時鳥    橋本鶏二
>>〔2〕ほととぎす孝君零君ききたまへ  京極杞陽
>>〔3〕いちまいの水田になりて暮れのこり 長谷川素逝
>>〔4〕雲の峰ぬつと東京駅の上     鈴木花蓑

【2022年6月の水曜日☆松野苑子のバックナンバー】

>>〔1〕でで虫の繰り出す肉に後れをとる 飯島晴子
>>〔2〕襖しめて空蟬を吹きくらすかな  飯島晴子
>>〔3〕螢とび疑ひぶかき親の箸     飯島晴子
>>〔4〕十薬の蕊高くわが荒野なり    飯島晴子
>>〔5〕丹田に力を入れて浮いて来い   飯島晴子

【2022年5月の火曜日☆沼尾將之のバックナンバー】

>>〔1〕田螺容れるほどに洗面器が古りし 加倉井秋を
>>〔2〕桐咲ける景色にいつも沼を感ず  加倉井秋を
>>〔3〕葉桜の夜へ手を出すための窓   加倉井秋を
>>〔4〕新綠を描くみどりをまぜてゐる  加倉井秋を
>>〔5〕美校生として征く額の花咲きぬ  加倉井秋を

【2022年5月の水曜日☆木田智美のバックナンバー】

>>〔1〕きりんの子かゞやく草を喰む五月  杉山久子
>>〔2〕甘き花呑みて緋鯉となりしかな   坊城俊樹
>>〔3〕ジェラートを売る青年の空腹よ   安里琉太
>>〔4〕いちごジャム塗れとおもちゃの剣で脅す 神野紗希

【2022年4月の火曜日☆九堂夜想のバックナンバー】

>>〔1〕回廊をのむ回廊のアヴェ・マリア  豊口陽子
>>〔2〕未生以前の石笛までも刎ねる    小野初江
>>〔3〕水鳥の和音に還る手毬唄      吉村毬子
>>〔4〕星老いる日の大蛤を生みぬ     三枝桂子

【2022年4月の水曜日☆大西朋のバックナンバー】

>>〔1〕大利根にほどけそめたる春の雲   安東次男
>>〔2〕回廊をのむ回廊のアヴェ・マリア  豊口陽子
>>〔3〕田に人のゐるやすらぎに春の雲  宇佐美魚目
>>〔4〕鶯や米原の町濡れやすく     加藤喜代子

【2022年3月の火曜日☆松尾清隆のバックナンバー】

>>〔1〕死はいやぞ其きさらぎの二日灸   正岡子規
>>〔2〕菜の花やはつとあかるき町はつれ  正岡子規
>>〔3〕春や昔十五万石の城下哉      正岡子規
>>〔4〕蛤の吐いたやうなる港かな     正岡子規
>>〔5〕おとつさんこんなに花がちつてるよ 正岡子規

【2022年3月の水曜日☆藤本智子のバックナンバー】

>>〔1〕蝌蚪乱れ一大交響楽おこる    野見山朱鳥
>>〔2〕廃墟春日首なきイエス胴なき使徒 野見山朱鳥
>>〔3〕春天の塔上翼なき人等      野見山朱鳥
>>〔4〕春星や言葉の棘はぬけがたし   野見山朱鳥
>>〔5〕春愁は人なき都会魚なき海    野見山朱鳥

【2022年2月の火曜日☆永山智郎のバックナンバー】

>>〔1〕年玉受く何も握れぬ手でありしが  髙柳克弘
>>〔2〕復讐の馬乗りの僕嗤っていた    福田若之
>>〔3〕片蔭の死角から攻め落としけり   兒玉鈴音
>>〔4〕おそろしき一直線の彼方かな     畠山弘

【2022年2月の水曜日☆内村恭子のバックナンバー】

>>〔1〕琅玕や一月沼の横たはり      石田波郷
>>〔2〕ミシン台並びやすめり針供養    石田波郷
>>〔3〕ひざにゐて猫涅槃図に間に合はず  有馬朗人
>>〔4〕仕る手に笛もなし古雛      松本たかし

【2022年1月の火曜日☆菅敦のバックナンバー】

>>〔1〕賀の客の若きあぐらはよかりけり 能村登四郎
>>〔2〕血を血で洗ふ絨毯の吸へる血は   中原道夫
>>〔3〕鉄瓶の音こそ佳けれ雪催      潮田幸司
>>〔4〕嗚呼これは温室独特の匂ひ      田口武

【2022年1月の水曜日☆吉田林檎のバックナンバー】

>>〔1〕水底に届かぬ雪の白さかな    蜂谷一人
>>〔2〕嚔して酒のあらかたこぼれたる  岸本葉子
>>〔3〕呼吸するごとく雪降るヘルシンキ 細谷喨々
>>〔4〕胎動に覚め金色の冬林檎     神野紗希

【2021年12月の火曜日☆小滝肇のバックナンバー】

>>〔1〕柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺    正岡子規
>>〔2〕内装がしばらく見えて昼の火事   岡野泰輔
>>〔3〕なだらかな坂数へ日のとある日の 太田うさぎ
>>〔4〕共にゐてさみしき獣初しぐれ   中町とおと

【2021年12月の水曜日☆川原風人のバックナンバー】

>>〔1〕綿入が似合う淋しいけど似合う    大庭紫逢
>>〔2〕枯葉言ふ「最期とは軽いこの音さ」   林翔
>>〔3〕鏡台や猟銃音の湖心より      藺草慶子
>>〔4〕みな聖樹に吊られてをりぬ羽持てど 堀田季何
>>〔5〕ともかくもくはへし煙草懐手    木下夕爾

【2021年11月の火曜日☆望月清彦のバックナンバー】

>>〔1〕海くれて鴨のこゑほのかに白し      芭蕉
>>〔2〕木枯やたけにかくれてしづまりぬ    芭蕉
>>〔3〕葱白く洗ひたてたるさむさ哉      芭蕉
>>〔4〕埋火もきゆやなみだの烹る音      芭蕉
>>〔5-1〕蝶落ちて大音響の結氷期  富沢赤黄男【前編】
>>〔5-2〕蝶落ちて大音響の結氷期  富沢赤黄男【後編】

【2021年11月の水曜日☆町田無鹿のバックナンバー】

>>〔1〕秋灯机の上の幾山河        吉屋信子
>>〔2〕息ながきパイプオルガン底冷えす 津川絵理子
>>〔3〕後輩の女おでんに泣きじゃくる  加藤又三郎
>>〔4〕未婚一生洗ひし足袋の合掌す    寺田京子

【2021年10月の火曜日☆千々和恵美子のバックナンバー】

>>〔1〕橡の実のつぶて颪や豊前坊     杉田久女
>>〔2〕鶴の来るために大空あけて待つ  後藤比奈夫
>>〔3〕どつさりと菊着せられて切腹す   仙田洋子
>>〔4〕藁の栓してみちのくの濁酒     山口青邨

【2021年10月の水曜日☆小田島渚のバックナンバー】

>>〔1〕秋の川真白な石を拾ひけり   夏目漱石
>>〔2〕稻光 碎カレシモノ ヒシメキアイ 富澤赤黄男
>>〔3〕嵐の埠頭蹴る油にもまみれ針なき時計 赤尾兜子
>>〔4〕野分吾が鼻孔を出でて遊ぶかな   永田耕衣


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