1. 春菊や料理教室みな男 仲谷あきら【季語=春菊(春)】

    春菊や料理教室みな男仲谷あきら季語【春菊】食材として鍋やおひたしに使われる。「これ。」と言って妻が一枚の紙を差し出した。その日は私の、43年間にわたる会社勤めの最後の日だった。送別会…

  2. 花散るや金輪際のそこひまで 池田瑠那【季語=花散る(春)】

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  3. 初花や竹の奥より朝日かげ    川端茅舎【季語=初花(春)】

    初花や竹の奥より朝日かげ(川端茅舎かわばた・ぼうしゃみなさ…

  4. 雁かへる方や白鷺城かたむく 萩原麦草【季語=雁帰る(春)】

    雁かへる方や白鷺城かたむく萩原麦草3月最後の金曜日である。…

  5. 蕎麦碾くや月山はうつすらと雪 佐藤郁良【季語=雪(冬)】 

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  6. 流氷や宗谷の門波荒れやまず 山口誓子【季語=流氷(春)】

  7. 故郷のすすしの陰や春の雪 原石鼎【季語=春の雪(春)】 

  8. 虎の上に虎乗る春や筥いじり 永田耕衣【季語=春(春)】 

  9. 父の手に負へぬ夜泣きや夏の月 吉田哲二【季語=夏の月(夏)】 

  10. 魚は氷に上るや恋の扉開く 青柳飛【季語=魚氷に上る(春)】

  11. 泥に降る雪うつくしや泥になる 小川軽舟【季語=雪(冬)】

  12. 白梅や粥の面てを裏切らむ 飯島晴子【季語=白梅(春)】

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