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故郷のすすしの陰や春の雪 原石鼎【季語=春の雪(春)】
故郷のすすしの陰や春の雪)(原石鼎 (昭和10年作)ついに島根へ降り立った。穏やかな街で、これから素敵な暮らしが出来そうであり、ワクワクしている。と言いつつ、まだホテル暮らしである。今日は、…
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虎の上に虎乗る春や筥いじり 永田耕衣【季語=春(春)】
虎の上に虎乗る春や筥いじり)(永田耕衣永田耕衣の俳句を読ん…
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父の手に負へぬ夜泣きや夏の月 吉田哲二【季語=夏の月(夏)】
父の手に負へぬ夜泣きや夏の月)(吉田哲二(「髪刈る椅子」ふらんす堂)…
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魚は氷に上るや恋の扉開く 青柳飛【季語=魚氷に上る(春)】
魚は氷に上るや恋の扉開く青柳飛(「天為」) 俳人の間で「歳…
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泥に降る雪うつくしや泥になる 小川軽舟【季語=雪(冬)】
泥に降る雪うつくしや泥になる小川軽舟この原稿を書いているの…
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白梅や粥の面てを裏切らむ 飯島晴子【季語=白梅(春)】
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節分や海の町には海の鬼 矢島渚男【季語=節分(冬)】
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屋根の上に明るき空やパリの春 コンラツド・メイリ【季語=春(春)】
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純愛や十字十字の冬木立 対馬康子【季語=冬木立(冬)】
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髪で捲く鏡や冬の谷底に 飯島晴子【季語=冬(冬)】
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降る雪や玉のごとくにランプ拭く 飯田蛇笏【季語=雪降る(冬)】
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年逝くや兎は頰を震はせて 飯島晴子【季語=年逝く(冬)】