「雪華」

  1. 牡丹ていっくに蕪村ずること二三片 加藤郁乎  

    牡丹ていっくに蕪村ずること二三片)(加藤郁乎『牧歌メロン』1970年本日は加藤郁乎の句を取り上げる。掲句は蕪村の「牡丹散つて打ち重なりぬ二三片」を踏まえたパロディであろう。「蕪村ずる」という動詞化も…

  2. 一瞬にしてみな遺品雲の峰 櫂未知子【季語=雲の峰(夏)】 

    一瞬にしてみな遺品雲の峰)(櫂未知子(第三句集『カムイ』より)…

  3. 芹と名がつく賑やかな娘が走る 中村梨々【季語=芹(春)】 

    芹と名がつく賑やかな娘が走る)(中村梨々去る3月2日に、松…

  4. 故郷のすすしの陰や春の雪 原石鼎【季語=春の雪(春)】 

    故郷のすすしの陰や春の雪)(原石鼎 (昭和10年作)ついに…

  5. トラックに早春を積み引越しす 柊月子【季語=早春(春)】 

    トラックに早春を積み引越しす)(柊月子『雪華』2023年5月号…

  6. 父の手に負へぬ夜泣きや夏の月 吉田哲二【季語=夏の月(夏)】 

  7. 足跡が足跡を踏む雪野かな 鈴木牛後【季語=雪野(冬)】 

  8. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2024年2月分】

  9. くしゃみしてポラリス逃す銀河売り 市川桜子【季語=くしゃみ(冬)】

  10. 最終回みたいな街に鯨来る 斎藤よひら【季語=鯨(冬)】

  11. 海外のニュースの河馬が泣いていた 木田智美【無季】

  12. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2024年1月分】

おすすめ記事

  1. 葛咲くや嬬恋村の字いくつ 石田波郷【季語=葛の花(秋)】
  2. 【新年の季語】門松
  3. 【春の季語】春の夜
  4. 舌荒れてをり猟銃に油差す 小澤實【季語=猟銃(冬)】
  5. 【冬の季語】鯛焼

Pickup記事

  1. 数へ日の残り日二日のみとなる 右城暮石【季語=数へ日(冬)】
  2. 「パリ子育て俳句さんぽ」【7月30日配信分】
  3. 神保町に銀漢亭があったころ【第103回】中島三紀
  4. 不健全図書を世に出しあたたかし 松本てふこ【季語=あたたか(春)】 
  5. 【春の季語】芹
PAGE TOP