「雪華」
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牡丹ていっくに蕪村ずること二三片 加藤郁乎
牡丹ていっくに蕪村ずること二三片)(加藤郁乎『牧歌メロン』1970年本日は加藤郁乎の句を取り上げる。掲句は蕪村の「牡丹散つて打ち重なりぬ二三片」を踏まえたパロディであろう。「蕪村ずる」という動詞化も…
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一瞬にしてみな遺品雲の峰 櫂未知子【季語=雲の峰(夏)】
一瞬にしてみな遺品雲の峰)(櫂未知子(第三句集『カムイ』より)…
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芹と名がつく賑やかな娘が走る 中村梨々【季語=芹(春)】
芹と名がつく賑やかな娘が走る)(中村梨々去る3月2日に、松…
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故郷のすすしの陰や春の雪 原石鼎【季語=春の雪(春)】
故郷のすすしの陰や春の雪)(原石鼎 (昭和10年作)ついに…
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トラックに早春を積み引越しす 柊月子【季語=早春(春)】
トラックに早春を積み引越しす)(柊月子『雪華』2023年5月号…
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父の手に負へぬ夜泣きや夏の月 吉田哲二【季語=夏の月(夏)】
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足跡が足跡を踏む雪野かな 鈴木牛後【季語=雪野(冬)】
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2024年2月分】
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くしゃみしてポラリス逃す銀河売り 市川桜子【季語=くしゃみ(冬)】
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最終回みたいな街に鯨来る 斎藤よひら【季語=鯨(冬)】
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海外のニュースの河馬が泣いていた 木田智美【無季】
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【結社推薦句】コンゲツノハイク【2024年1月分】