コンゲツノハイク【各誌の推薦句】

【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年1月分】

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セクト・ポクリットでは2021年1月より、「コンゲツノハイク」をはじめました。前月に刊行された俳句結社誌・同人誌の最新号から「(最大)7句」を推薦いただき、掲出するコーナーです。今月は、33結社にご参加いただきました。ご協力ありがとうございます。

このページの句のなかから、推しの一句を選んでご鑑賞いただく読者参加型コーナー「コンゲツノハイクを読む」、1月20日締切です。どなたでもご参加いただけますので、詳しくはリンク先をご覧ください。来月分のコンゲツノハイク(1月31日締切)については、こちらのフォームからご投稿ください


コンゲツノハイク 2023年1月
(2022年12月刊行分)

今月の参加結社(33)=「秋」「秋草」「いには」「閏」「伊吹嶺」「炎環」「円虹」「火星」「銀化」「銀漢」「雲の峰」「櫟」「澤」「磁石」「秋麗」「青山」「蒼海」「鷹」「たかんな」「橘」「田」「天穹」「都市」「南風」「鳰の子」「濃美」「ふよう」「ペガサス」「ホトトギス」「街」「松の花」「森の座」「雪華」


「秋」(主宰=佐怒賀正美)【1961年創刊・東京都練馬区】
<2022年12月号(通巻610号)>
鷹渡るマザーボードの中に都市 藤色葉菜
かなかなや神の遠さの水の音 阿部まりあ
ディジュリドゥの広ごりゆきて天の川 齊藤眞理子
ペンキ屋の歌ふヨーデル夏の蝶 中川瑠璃子
のんびりと出来るのは今冬の蜂 小池つと夢
出会ふ人みな白きシャツ広島忌 岸 零仁
馬糞紙の「賢治素描」や雲母虫 鈴木つとむ


「秋草」(主宰=山口昭男)【2010年創刊・兵庫県神戸市】
<2023年1月号(通巻157号)>
坂東や赤味さしたる茎の石 山口昭男
はらわたのこころもとなき良夜かな 対中いずみ
一の字の上下ひろびろ十一月 水上ゆめ
蓮掘の祠洗ひてより帰る 山口遼也
花八手半紙の表裏あやまたず 田邊大学
蟷螂の尻に温とき鳥居かな 竹中佑斗
干柿のなかのくぴくぴ吸ふところ 高橋真美


「いには」(主宰=村上喜代子)【2005年創刊・千葉県八千代市】
<2022年12月号(通巻171号)>
茶が咲いて老いゆくことをたのしまむ 村上喜代子
独白のやうに裂けゐし柘榴の実 坂本茉莉
秋さびし事に心の追ひつかず 三吉郭子
海老天の分厚き衣そぞろ寒 森竹さち子
柿熟るる無口な父と話す母 仁木葉月


「伊吹嶺」(主宰=河原地英武)【1998年1月創刊・愛知県名古屋市】
<2022年12月号(通巻294号)>
長き夜の妻に輪ゴムを飛ばす真似 河原地英武
吾亦紅活けて稿継ぐ綾子の忌 栗田やすし
病室の窓みな灯る良夜かな 磯田なつえ
長き夜や母となる子のオモチャ箱 田嶋紅白
ジュラ紀より生きて銀杏焼かれたる 高柳杜士
白露やことに聖母の眼濡れ 川端俊雄
幾たびも乗り継ぎて海秋夕焼 高橋佳代


「閏」(代表=守屋明俊)【2021年2月創刊・東京都国分寺市】
<2022年12・1月号(通巻12号)>
藁ぼつち支へ合へないほど離れ 守屋明俊
鶏頭直立仏飯は涸びゆく 春田千歳
あまねく死は穏やかであり衣被 松本余一
台風上陸吹つ飛びさうなリポーター 幸喜美恵子
国葬や重し軽しと藷を掘る 清水悠太
木の実踏みゆけば頭に木の実落つ 新海あぐり
一房の葡萄に種のある安堵 東 祥子


「炎環」(主宰=石寒太)【1989年創刊・埼玉県志木市】
<2022年12月号(通巻510号)>
霧ごめのひとつ顕る師の句碑ぞ 石寒太
母の家どの窓からも今日の月 根岸幸子
提出の一句推敲夜半のの秋 恩田周子
秋の空散骨の船の二家族 丹間美智子
爆心地はるか種無し葡萄かな 一ノ木文子
睡る前の祈りの長しちちろ虫 野﨑タミ子
車座の空きたるところ草の花 齋藤朝比古


「円虹」(主宰=山田佳乃)【1995年創刊・兵庫県神戸市】
<令和5年1月1日 337号>
屋移りの荷に一升の今年米  岡内公子
山頭火てふ新酒いただきまする  中水大介
爽やかな風来るところ皆も来て  玉城恵利子
秋晴や以下同文と授与さるる  大澤順子
一人とはこんなに楽し新酒酌む  鈴木桂子
十三夜葉末に光る一雫  光島悦子
あちこちの熟柿の道を避け通る  谷本健次


「火星」(主宰=山尾玉藻)【1936年創刊・大阪府大阪市】
<2022年12月号(通巻995号)>
籠うちは雑茸ばかりそれはそれ 山尾玉藻
賤ヶ岳の何処あてどに秋の蜂 山田美恵子
ひまはりの頭の焦げくさき九月かな 蘭定かず子
閉ぢられし象舎の掲示穴まどひ 湯谷良
水音に反る蓑虫の葉一枚 坂口夫佐子
上町の入り日見とどく西鶴忌 西村節子
学園祭のなごりの色の烏瓜 小林成子


「銀化」(主宰=中原道夫)【1998年創刊・東京都港区】
<2023年1月号(通巻292号)>
秋深き体重計といふ孤塁 大槻寿一
月光に()らばふ我も遺品かな 柊ひろこ
両寺をつなぐ小春の縄手かな 坂本晶子
目立たぬを生きて野菊に終はるかな 笹尾美子
剣玉のひよいと冬日を乗せにけり 坂上佐来良
ふりつづく雨の重さやもみぢ燃ゆ 上枝游里
ゆく秋や諒恕の子なり遠くして 中津正克



銀漢(ぎんかん)」(主宰=伊藤伊那男(いなお)【2011年創刊・東京都千代田区】
<2023年1月号(通巻143号)>
乗り継ぎて次がふるさと春隣  伊藤伊那男
下町の銀座の秋刀魚特売日    長井 哲
供物とも山の神への鵙の贄    山田 茜
京の空ととのへてゐる松手入   堀切克洋
道に出て秋冷にはかむすびの地  小泉良子
障子貼る開け閉ての音湿らせて  本庄康代
アルプスを書割として村芝居   伊藤政三


「雲の峰」(主宰=朝妻力)【1989年創刊・2001年結社化・大阪府茨木市】
<2022年12月号(通巻378号)>
夜もなほ小春の風や蝕を待つ    朝妻  力
秋澄むや筆嫋やかに高野切     藤田 壽穂
園児みな大地の子なり運動会    杉浦 正夫
五十二段の磴に秋日を踏みゆけり   福長 まり
初めての小豆収穫百グラム      関根由美子
飯事の父役は猫小六月       佐野 瑞季
雨だれの乱るる夜半の秋思かな   小林伊久子


「櫟」(主宰=江崎紀和子)【1993年創刊・愛媛県東温市】
<2022年12月号(通巻351号)>
内視鏡管の先より秋のこゑ 井門忠士
毬栗のいがの向かうの戦の火 赤穂和子
鳥渡る正木ゆう子の翔ぶかまへ 和泉厚子
行きずりのカンナに呪文かけてゆく 和泉直子
蠅捕蜘蛛蠅捕るさまを見せとくれ 小笠原紀子
もし君と移住するならあの銀河 戸田一雄
解剖図なぞるがごとく秋刀魚食ぶ 夏目たかし


「里」(代表=島田牙城)【2000年創刊・兵庫県尼崎市】
<2022年12月号(通巻207号)>
冬灯一杯二百円の酒 大久保 樹
寒風に大口叩く主旋律 小佐治
マシェードのおやつにポヒィン冬ぬくし 月湖
年の暮祖父は女と出奔す 加藤節江
生姜湯や昭和に赤尾敏のある 叶 裕
冬夕焼木々に消えゆくたちどころ 川嶋ぱんだ
泥水の夢より醒めぬ二重虹 黄土眠兎


「澤」(主宰=小澤實)【2000年創刊・東京都杉並区】
<2023年1月号>
ふるさとのあらばしり酌むかへれねば 小澤實
冬銀河燐寸擦る指嗅げば甘し 榮猿丸
観能の帯解きにけり十三夜 望月とし江
鳥葬の一皮(いっぴ)残さず冬青空 中村麻
エレベーター開いて鏡去年今年 奥井健太
宿木の音符めきたり口ずさむ 信太蓬
コロナの子寝れば元気に早夕焼 鈴木桃子


「磁石」(主宰=依田善朗よだぜんろう【2021年1月創刊・埼玉県蓮田市】
<2022年11・12月号(通巻12号)>
我慢せよ我慢するなとばつたんこ 長澤寛一
新涼や一度で決まる塩加減    近藤陽子
秋の浦子鮫の白き死が浮かぶ   飯田冬眞
担がれてぐらりと案山子天仰ぐ  吉田祥子
母のごとし真夜を灯せる冷蔵庫  森尻禮子
翅割れば重さ失ふ黄金虫    寺澤佐和子
母の絽に祖母の帯締め婚約す  吉田芙美子


「秋麗」(主宰=藤田直子)【2009年創刊・神奈川県川崎市】
<2022年12月号(通巻147号)>
日の射して木々のこがねや一の酉 藤田直子
銀河愛づ氷河の跡に背をあづけ 川俣このみ
神の地を踏む足袋下ろし秋祭 大和田いそ子
ペガサスに吸ひ上げられて昇降機 田中千波
良寛の子らを案ずる夜寒かな 田子慕古
稲掛や神にささげし火焔土器 藤澤抱一
茶が咲いて自給自足の聖地かな 奥村邦子


青山せいざん」(主宰=しなだしん)【1982年創刊・神奈川県横浜市】
<2022年12月号(通巻481号)>
形よく色よき柿を供へけり  山崎ひさを
虎落笛あかるくあかく炎の芯 しなだしん
噴水を濡らして雨は明るき線 井越芳子
一雨後の虹へ繋がる滑走路  ローバック恵子
病床の膳の七夕飾りかな   佐藤敏枝
夕時の風鈴妣の声かとも   合田睦子
かなかなの最後は風に攫はるる 飯田みよ子


蒼海そうかい」(主宰=堀本裕樹)【2018年創刊・東京都新宿区】
<通巻18号>
こころまだ稿にありけり水羊羹 福田健太
晩夏光拍手で送る霊柩車 朝本香織
八月十五日重版決定 浅見忠仁
集金の去りぎは金魚寄つて来し 平林檸檬
甲冑のごと糊固き浴衣かな 中村想吉
生きざまをずっと見られている金魚 後藤麻衣子
日盛りや路地で見返す診断書 土橋胡翔


「鷹俳句会」(主宰=小川軽舟)【1961年創刊・東京都千代田区】
<2023年1月号>
小鳥来る迎賓館の空広し 小川軽舟
眠られぬ夜や月光に砂の音 奥坂まや
連雀や戦争いまだ遥か北 竹岡一郎
橋美しき松江や畑の霜囲 大石香代子
水湧いて林あかるし(しめ)来たる 氣多驚子
うそ寒や化粧落としてかほ残る 宮本素子
空港に母の栗飯まだ温き 中野こと子


「たかんな」(主宰=吉田千嘉子)【1993年創刊・青森県八戸市】
<2022年12月号(通巻360号)>
散すにも威風ありけり大銀杏 吉田千嘉子
老いて燃ゆ鶏頭百句詠む集ひ 難波政子
先づ帽子脱ぎて残暑を放りけり 松橋幸子
秋晴や花舗には置かぬ花の数 村田加寿子
釣針をくはへ鰯のうねり止む 畑中美子
初鴨や水の日暮の迫り来る 北村貞美
大滝の迫力に足踏んばりぬ 川守田いつみ()



たちばな」(主宰=佐怒賀直美)【1978年創刊・埼玉県久喜市】
<2023年1月号(通巻541号)>
鬼城忌や指跡しるき男下駄 横山泠子
剝き呉るる娘の纏ひたる林檎の香 若林 好
母の忌のいつも青空小鳥来る 中山明代
秋霖や蜘蛛天元を動かずに 満井康秀
数珠玉や目印のなき野にいでて 野村のり恵
秋麗や靴音軽くとんで来る 小池節子
秋雲に名を付くる子の帰り道 内田民子


(でん)」(主宰=水田光雄)【2003年創刊・千葉県市川市】
<2023年1月号(通巻238号)>
秋雲の影追ふ馬や草千里 清水余人
ビニール傘に細き雨脚生姜市 西川知世
思ひ出すことども桃の皮薄し ゆめにこか
夕立止み空の放心してゐたり 伊東慶子
板の間に広げて秋の更衣 上野犀行
蚯蚓鳴くこゑあれがさうこれがさう 草子洗
名月の熟れ切つてゐる湯殿かな 笠原小百合


天穹(てんきゅう)」(主宰=屋内修一)【1998年創刊・東京都渋谷区】
<2023年1月号(通巻299号)>
母の手の中に子の手や冬はじめ 屋内修一
ズーム句会の術を教はる文化の日 佐々木建成
ぶり大根煮返すうちに母の味 山口美智
寒牡丹息を静かに近づきぬ 野間しげる
明星も路標の一つ鳥渡る 籠田幸鳴
石窯で焼きしピザの香色鳥来 前田勝洋
秋灯下寄席の猫八虫を鳴く 渡辺花穂


「都市」(主宰=中西夕紀)【2008年創刊・東京都町田市】
<2022年12月号(通巻90号)>
港湾の霧も煙もひと色に   中西夕紀
鮎釣の影(うずくま)(せま)る      北杜 青
山塊をまたぐ銀漢弓なりに  中島晴生
漁火の点点とある涼夜かな  永井 詩
鳴くよりも激し秋蟬落つる音 秋澤夏斗
句読点無き一日や蝉時雨   菅野れい
夕凉やタオルの中に日の匂ひ 長谷川積


南風(なんぷう)」(主宰=村上鞆彦(ともひこ)【1933年創刊・東京都葛飾区】
<2023年1月号(通巻950号)>
みづうみの音なく流れ昼の虫 森あおい
葛の泥からび川面の映す空 桑原規之
棉吹くや高く静かに労働歌 杉本康子
遠雷や葉裏に畳む蝶の羽 山本こうし
冬日和砥石の水を刃が捲り 延平昌弥
列車いま列車に抜かれ暮の秋 梅田実代
一茎の水仙に向き日記書く 岡原美智子


「鳰の子」(主宰=柴田多鶴子)【2011年創刊・大阪府高槻市】
<2022年12月・2023年1月号(通巻57号)>
冬の蝿信心深き人の膝 柴田多鶴子
迎火や紅さすだけの薄化粧 師岡洋子
地球いま壊れゆくごと秋暑し 山口登
朝採りの葡萄に夜明け前の色 島田由加
碧き眼は人間嫌ひ鬼やんま 長野順子
水みくじ浮かべて杜の水澄めり 新谷壯夫
燕帰る巌流島へ定期船 古曵伯雲



「濃美」(主宰=渡辺純枝)【2009年創刊・岐阜県岐阜市】
<2023年1月号(通巻166号)>
古暦数多の連れを逝かしめて 渡辺純枝
串揚げのソースしたたる冬隣 小峠靜水
リハビリの動画の届く良夜かな 鈴木豊子
鳴いてゐる鈴虫貰ふ縄のれん 野田栄子
身に入むや引揚船の一覧表 山田由美子
音たてゝ五風十雨の落し水 佐藤すみ子
児の手より温き木の実を母の手へ 大沼明子


「ふよう」(主宰=千々和恵美子)【2005年創刊・福岡県遠賀郡】
<2022年12月号(通巻94号)>
透きとほるまでに干し上げ河豚の鰭 千々和恵美子
天辺の檸檬ゆうらりアラート鳴る  村上智恵子
冬薔薇棘を隠して咲き誇る     明石和夫
雲低く冬の近づく街の色      垣内かをる
かりがねや日暮れの土手の足重し  益滿行俊
山小屋の鉈振る音や冬隣      南谷昌孝
両手にホース防火訓練時雨来る   宮﨑賢治


「ペガサス」(代表=羽村美和子)【2018年創刊・千葉県千葉市】
<2022年12月号(通巻第15号)>
玄関にまだ濡れているパナマ帽  岡田淑子
戦場に非常口無し日雷      水口圭子
どんぐりころりビュッフェ形式の平和  陸野良美
日時計の針の初冬まで届き    石井美髯
小鳥来るアトムの未来映る窓   伊藤佐知子
鳥渡る乗船名簿記載なし     坂本眞紅
烏瓜国のかたちの点滅し     羽村美和子


「ホトトギス」(主宰=稲畑廣太郎)【1897年創刊・東京都千代田区】
<2023年1月号(通巻1513号)>
天国の門へと続く月の道    稲畑廣太郎
月光となりて届きし師のことば 進藤剛至
ふはと浮き雲の峰までロープウエイ 中村恵美
満天の星漆黒の流灯会     塚本武州
確かなる僧の足取り解夏の風  誉田文香
客船の交はす汽笛や夕月夜   武田優子
秋蝉や水の匂ひの残る土    岸田祐子


「街」(主宰=今井聖)【1996年創刊・神奈川県横浜市】
<2022年12月号>
校庭を剝がしてをりぬカンナごと      今井聖
馬追の鳴いてプラチナ最高値       江口瑠里
シャインマスカット相槌が早すぎる   太田うさぎ
秋病みて二重瞼が重たさう      小久保佳世子
ルイ・ヴィトンよりつぎつぎと林檎出す 竹内宗一郎
秋水の曲がるところに天守閣       蜂谷一人
台風の目に入る壁を殴る音        藤井祐喜


「松の花」(主宰=松尾隆信たかのぶ【1998年創刊・神奈川県平塚市】
<2022年12月号(通巻300号)>
指切りのあとの頭上の銀河かな 松尾隆信
物置のカタカタ出すやいとど跳ね 櫻井波穂
秋光のカーテンよぎる羽と翅 岸桃魚
宵闇の鳩を吐き出す鳩時計 矢野玲奈
総理より銀盃老人の日のあくび 秋山迪子
来年のことで笑つて吾亦紅 松尾清隆
露草の露の中なる露景色 興梠隆


「森の座」(代表=横澤放川)【2017年創刊・東京都文京区】
<2022年12月号>
風の情たねつけ花の花こぼす 横澤放川
濃やかなひかりを繚ひ柳散る 中村弘
白木槿妣の実家に母の声   吉次薫
成らざりし彼の恋一閃いなつるび 森高幸
母が家の小さき修繕昼ちちろ 木村郁代
空蝉や旧姓といふ我が破片 家登みろく
草の香の立ち上る牧天高し 橋原涼香


雪華(ゆきはな)」(主宰=橋本喜夫(よしお)【1978年創刊・北海道旭川市】
<2023年1月号>
ふくろふの首を割愛して眠る 籬朱子
枸杞の実や杏仁羹を下に置く 小山内杏
けふもまたミサイルの飛ぶ文化の日 髙橋亜紀彦
ハンガーに人のぬけがら貝割菜 鈴木総史
老猫を座布団に置く夜寒かな 太田量波
せりなづないつか一人の二人かな 大河原倫子
点滴棒の後ついてゆく夜長かな 安藤由起



【次回の投稿のご案内】

◆応募締切=2023年1月31日
*対象は原則として2023年1月中に発刊された俳句結社誌・同人誌です。刊行日が締切直後の場合は、ご相談ください

◆配信予定=2023年2月5日

◆投稿先
以下のフォームからご投稿ください。
https://ws.formzu.net/dist/S21988499/


【「コンゲツノハイク」のバックナンバー】

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