ハイクノミカタ

さくら餅たちまち人に戻りけり 渋川京子【季語=桜餅(春)】 


さくら餅たちまち人に戻りけり)

渋川京子

気候はまさに三寒四温といったところですね。少し気が早いと思いつつも、今回は桜餅の句を。桜餅と言うと、しっとりとした生地で餡を包んだ関東風の長命寺、粒々の餅生地で饅頭状の関西風の道明寺と、人によって思い浮かべる姿が異なるのではないだろうか。いずれも塩漬けの桜の葉でくるまれているのは共通している。餅と一緒にこの桜の葉を食すかどうかも、ちょっとした議論になるところだ。

といった散文的な説明に比して、この句のなんと幻惑的であることだろう。桜餅が人に戻ったのか、桜餅を食べたことで人に戻ったのか、あるいは桜餅によって惹起された特定の人の幻影が立ち現れているのか。いずれであるかは読み手の解釈に委ねられているが、戻る前は人として存在していなかった(存在できなかった)わけだ。そこに想定されている、あたたかみや喜怒哀楽といった人間らしさを具備できない時空にいくらか空恐ろしさを感じる一方で、虚空から呼び戻された人の表情を思うとちょっと可笑しくもある。ほんのり香る桜の葉と、「たちまち」の即時性が、人と人ならぬ存在の境界をあいまいにしてしまっているようだ。平易なことばにも関わらず、「我々はどこから来たのか、何者か、どこへ行くのか」の問いを思わせる哲学性と、匂いたつような詩情が絡みあっている。

掲句は、句集『レモンの種』(ふらんす堂、2009年)より。京子さんの句にすっかり魅せられてしまい、京子さんに会いたいがために豆の木の句会に参加した私にとって、『レモンの種』はとても大切な句集である。この句集は、私に句会というものを教えてくださった上野葉月さんから勧められて、句会の帰りの電車の中で即ポチッとしたのであるが、その時に某密林サイトで最後の一冊だったので、もう『レモンの種』には古書店でしかお目にかかれないかもしれない。

古書店といえば、東京は小金井の東京学芸大学のすぐ近くにあるのが『古書みすみ』である。通りを歩いているとふっと目が吸い寄せられ、思わず寄り道したくなるようなお店。明るく落ち着いた店内の入り口には、雑貨や季節の商品が並ぶ。オリジナルグッズもあるのだが、とにかくセンスが良くてかわいい。本のことを忘れてしまいそうになる。以前は質感のたまらないチェコビーズを見つけて思わずお迎えしてしまったのだが、もうとっくに売り切れてしまっているかも。

絵本も雑誌も写真集もデザインに唸ってしまうものばかりで、季節折々のコンセプトで演出される店内自体がひとつの作品のよう。お店がまるごと上質な、それでいてほっこりとした空気で満たされている。商品にまつわるエピソードを伺うと、きっと丁寧な買取をされているんだろうな…と想像できて、寒い日でも心があたたかくなるお店である。

古書みすみ』へは中央線の武蔵小金井駅から徒歩あるいはバスで。Twitter(@koshomisumi)等で営業時間をお確かめの上お訪ねを。ただ『レモンの種』はないかもしれません。

今月の私の記事では、豆の木の一句に加えて拙句集『おしやべり』を置いていただいている本屋さんをご紹介してきた。紹介しきれなかった素敵な本屋さんを、ここで一気にお伝えしたいと思う。

国分寺駅南口にある『古書まどそら堂』は、穏やかな店主さんの雰囲気そのままの、隠れ家的なお店。武蔵野の情趣あふれる殿ヶ谷戸庭園の目の前なので、吟行の折にもお寄りいただけます。

西荻窪には何かとしびれるお店が多いのだが、『BREWBOOKS』もそのひとつ。短詩に造詣の深い店主さんとのお話も楽しいし、何よりここは様々なビールが飲める本屋さん…!2階の座敷でゆったりまったり壜を傾けつつ最高の読書が叶ってしまう。

西早稲田の名店『古書ソオダ水』も短詩に理解の深いお店。この年齢になると学生街に若干の気後れを感じてしまうのだが、ソオダ水の中なら落ち着いた気持ちでたゆたっていられる。

吉祥寺の古本屋『百年』は、東急の目の前。静かな空間に、文学とアートが交錯している。井の頭公園での吟行、あるいは吉祥寺散策に疲れたら、じんわり本の世界に浸ってみては。

どのお店もそれぞれ個性があって最高なのだが、全国には魅力的な本屋さんがまだまだたくさんある。まだ見ぬ本屋さんとの幸福な出会いに心躍らせつつ、好きな本屋さんで羽根を休めるひとときの、なんと贅沢なことか。

皆さまもぜひ素敵な書店にぜひ足をお運びいただき、全身でその魅力を感じていただけると幸いです。

楠本奇蹄


【執筆者プロフィール】
楠本奇蹄(くすもと きてい)
「豆の木」など参加。第11回百年俳句賞最優秀賞。句集『おしやべり』(マルコボ.コム)。
Twitter:@Kitei_Kusumoto

楠本奇蹄句集『おしやべり』はこちらのサイトでもお求めいただけます。
https://marukobo.shop-pro.jp/?pid=167799310


楠本奇蹄句集『おしやべり』はこちら↓】


2020年10月からスタートした「ハイクノミカタ」。【シーズン1】は、月曜=日下野由季→篠崎央子(2021年7月〜)、火曜=鈴木牛後、水曜=月野ぽぽな、木曜=橋本直、金曜=阪西敦子、土曜=太田うさぎ、日曜=小津夜景さんという布陣で毎日、お届けしてきた記録がこちらです↓



【2023年1月の火曜日☆鈴木総史のバックナンバー】

>>〔6〕立春の零下二十度の吐息   三品吏紀
>>〔7〕背広来る来るジンギスカンを食べに来る 橋本喜夫
>>〔8〕北寄貝桶ゆすぶつて見せにけり 平川靖子

【2023年2月の水曜日☆楠本奇蹄のバックナンバー】

>>〔1〕うらみつらみつらつら椿柵の向う 山岸由佳
>>〔2〕忘れゆくはやさで淡雪が乾く   佐々木紺
>>〔3〕雪虫のそつとくらがりそつと口笛 中嶋憲武

【2023年1月の火曜日☆鈴木総史のバックナンバー】

>>〔1〕年迎ふ父に胆石できたまま   島崎寛永
>>〔2〕初燈明背にあかつきの雪の音 髙橋千草
>>〔3〕蝦夷に生まれ金木犀の香を知らず 青山酔鳴
>>〔4〕流氷が繋ぐ北方領土かな   大槻独舟
>>〔5〕湖をこつんとのこし山眠る 松王かをり

【2023年1月の水曜日☆岡田由季のバックナンバー】

>>〔1〕さしあたり坐つてゐるか鵆見て 飯島晴子
>>〔2〕潜り際毬と見えたり鳰     中田剛
>>〔3〕笹鳴きに覚めて朝とも日暮れとも 中村苑子
>>〔4〕血を分けし者の寝息と梟と   遠藤由樹子

【2022年11・12月の火曜日☆赤松佑紀のバックナンバー】

>>〔1〕氷上と氷中同じ木のたましひ 板倉ケンタ
>>〔2〕凍港や旧露の街はありとのみ 山口誓子
>>〔3〕境内のぬかるみ神の発ちしあと 八染藍子
>>〔4〕舌荒れてをり猟銃に油差す 小澤實
>>〔5〕義士の日や途方に暮れて人の中 日原傳
>>〔6〕枯野ゆく最も遠き灯に魅かれ 鷹羽狩行
>>〔7〕胸の炎のボレロは雪をもて消さむ 文挾夫佐恵
>>〔8〕オルゴールめく牧舎にも聖夜の灯 鷹羽狩行
>>〔9〕去年今年詩累々とありにけり  竹下陶子

【2022年11・12月の水曜日☆近江文代のバックナンバー】

>>〔1〕泣きながら白鳥打てば雪がふる 松下カロ
>>〔2〕牡蠣フライ女の腹にて爆発する 大畑等
>>〔3〕誕生日の切符も自動改札に飲まれる 岡田幸生
>>〔4〕雪が降る千人針をご存じか 堀之内千代
>>〔5〕トローチのすつと消えすつと冬の滝 中嶋憲武
>>〔6〕鱶のあらい皿を洗えば皿は海 谷さやん
>>〔7〕橇にゐる母のざらざらしてきたる 宮本佳世乃
>>〔8〕セーターを脱いだかたちがすでに負け 岡野泰輔
>>〔9〕動かない方も温められている   芳賀博子

【2022年10月の火曜日☆太田うさぎ(復活!)のバックナンバー】

>>〔92〕老僧の忘れかけたる茸の城 小林衹郊
>>〔93〕輝きてビラ秋空にまだ高し  西澤春雪
>>〔94〕懐石の芋の葉にのり衣被    平林春子
>>〔95〕ひよんの実や昨日と違ふ風を見て   高橋安芸

【2022年9月の水曜日☆田口茉於のバックナンバー】

>>〔5〕運動会静かな廊下歩きをり  岡田由季
>>〔6〕後の月瑞穂の国の夜なりけり 村上鬼城
>>〔7〕秋冷やチーズに皮膚のやうなもの 小野あらた
>>〔8〕逢えぬなら思いぬ草紅葉にしゃがみ 池田澄子

【2022年9月の火曜日☆岡野泰輔のバックナンバー】

>>〔1〕帰るかな現金を白桃にして    原ゆき
>>〔2〕ビル、がく、ずれて、ゆくな、ん、てきれ、いき、れ なかはられいこ
>>〔3〕サフランもつて迅い太子についてゆく 飯島晴子
>>〔4〕琴墜ちてくる秋天をくらりくらり  金原まさ子

【2022年9月の水曜日☆田口茉於のバックナンバー】

>>〔1〕九月来る鏡の中の無音の樹   津川絵理子
>>〔2〕雨月なり後部座席に人眠らせ    榮猿丸
>>〔3〕秋思かがやくストローを嚙みながら 小川楓子
>>〔4〕いちじくを食べた子供の匂ひとか  鴇田智哉

【2022年6月の火曜日☆杉原祐之のバックナンバー】

>>〔1〕仔馬にも少し荷を付け時鳥    橋本鶏二
>>〔2〕ほととぎす孝君零君ききたまへ  京極杞陽
>>〔3〕いちまいの水田になりて暮れのこり 長谷川素逝
>>〔4〕雲の峰ぬつと東京駅の上     鈴木花蓑

【2022年6月の水曜日☆松野苑子のバックナンバー】

>>〔1〕でで虫の繰り出す肉に後れをとる 飯島晴子
>>〔2〕襖しめて空蟬を吹きくらすかな  飯島晴子
>>〔3〕螢とび疑ひぶかき親の箸     飯島晴子
>>〔4〕十薬の蕊高くわが荒野なり    飯島晴子
>>〔5〕丹田に力を入れて浮いて来い   飯島晴子

【2022年5月の火曜日☆沼尾將之のバックナンバー】

>>〔1〕田螺容れるほどに洗面器が古りし 加倉井秋を
>>〔2〕桐咲ける景色にいつも沼を感ず  加倉井秋を
>>〔3〕葉桜の夜へ手を出すための窓   加倉井秋を
>>〔4〕新綠を描くみどりをまぜてゐる  加倉井秋を
>>〔5〕美校生として征く額の花咲きぬ  加倉井秋を

【2022年5月の水曜日☆木田智美のバックナンバー】

>>〔1〕きりんの子かゞやく草を喰む五月  杉山久子
>>〔2〕甘き花呑みて緋鯉となりしかな   坊城俊樹
>>〔3〕ジェラートを売る青年の空腹よ   安里琉太
>>〔4〕いちごジャム塗れとおもちゃの剣で脅す 神野紗希

【2022年4月の火曜日☆九堂夜想のバックナンバー】

>>〔1〕回廊をのむ回廊のアヴェ・マリア  豊口陽子
>>〔2〕未生以前の石笛までも刎ねる    小野初江
>>〔3〕水鳥の和音に還る手毬唄      吉村毬子
>>〔4〕星老いる日の大蛤を生みぬ     三枝桂子

【2022年4月の水曜日☆大西朋のバックナンバー】

>>〔1〕大利根にほどけそめたる春の雲   安東次男
>>〔2〕回廊をのむ回廊のアヴェ・マリア  豊口陽子
>>〔3〕田に人のゐるやすらぎに春の雲  宇佐美魚目
>>〔4〕鶯や米原の町濡れやすく     加藤喜代子

【2022年3月の火曜日☆松尾清隆のバックナンバー】

>>〔1〕死はいやぞ其きさらぎの二日灸   正岡子規
>>〔2〕菜の花やはつとあかるき町はつれ  正岡子規
>>〔3〕春や昔十五万石の城下哉      正岡子規
>>〔4〕蛤の吐いたやうなる港かな     正岡子規
>>〔5〕おとつさんこんなに花がちつてるよ 正岡子規

【2022年3月の水曜日☆藤本智子のバックナンバー】

>>〔1〕蝌蚪乱れ一大交響楽おこる    野見山朱鳥
>>〔2〕廃墟春日首なきイエス胴なき使徒 野見山朱鳥
>>〔3〕春天の塔上翼なき人等      野見山朱鳥
>>〔4〕春星や言葉の棘はぬけがたし   野見山朱鳥
>>〔5〕春愁は人なき都会魚なき海    野見山朱鳥

【2022年2月の火曜日☆永山智郎のバックナンバー】

>>〔1〕年玉受く何も握れぬ手でありしが  髙柳克弘
>>〔2〕復讐の馬乗りの僕嗤っていた    福田若之
>>〔3〕片蔭の死角から攻め落としけり   兒玉鈴音
>>〔4〕おそろしき一直線の彼方かな     畠山弘

【2022年2月の水曜日☆内村恭子のバックナンバー】

>>〔1〕琅玕や一月沼の横たはり      石田波郷
>>〔2〕ミシン台並びやすめり針供養    石田波郷
>>〔3〕ひざにゐて猫涅槃図に間に合はず  有馬朗人
>>〔4〕仕る手に笛もなし古雛      松本たかし

【2022年1月の火曜日☆菅敦のバックナンバー】

>>〔1〕賀の客の若きあぐらはよかりけり 能村登四郎
>>〔2〕血を血で洗ふ絨毯の吸へる血は   中原道夫
>>〔3〕鉄瓶の音こそ佳けれ雪催      潮田幸司
>>〔4〕嗚呼これは温室独特の匂ひ      田口武

【2022年1月の水曜日☆吉田林檎のバックナンバー】

>>〔1〕水底に届かぬ雪の白さかな    蜂谷一人
>>〔2〕嚔して酒のあらかたこぼれたる  岸本葉子
>>〔3〕呼吸するごとく雪降るヘルシンキ 細谷喨々
>>〔4〕胎動に覚め金色の冬林檎     神野紗希

【2021年12月の火曜日☆小滝肇のバックナンバー】

>>〔1〕柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺    正岡子規
>>〔2〕内装がしばらく見えて昼の火事   岡野泰輔
>>〔3〕なだらかな坂数へ日のとある日の 太田うさぎ
>>〔4〕共にゐてさみしき獣初しぐれ   中町とおと

【2021年12月の水曜日☆川原風人のバックナンバー】

>>〔1〕綿入が似合う淋しいけど似合う    大庭紫逢
>>〔2〕枯葉言ふ「最期とは軽いこの音さ」   林翔
>>〔3〕鏡台や猟銃音の湖心より      藺草慶子
>>〔4〕みな聖樹に吊られてをりぬ羽持てど 堀田季何
>>〔5〕ともかくもくはへし煙草懐手    木下夕爾

【2021年11月の火曜日☆望月清彦のバックナンバー】

>>〔1〕海くれて鴨のこゑほのかに白し      芭蕉
>>〔2〕木枯やたけにかくれてしづまりぬ    芭蕉
>>〔3〕葱白く洗ひたてたるさむさ哉      芭蕉
>>〔4〕埋火もきゆやなみだの烹る音      芭蕉
>>〔5-1〕蝶落ちて大音響の結氷期  富沢赤黄男【前編】
>>〔5-2〕蝶落ちて大音響の結氷期  富沢赤黄男【後編】

【2021年11月の水曜日☆町田無鹿のバックナンバー】

>>〔1〕秋灯机の上の幾山河        吉屋信子
>>〔2〕息ながきパイプオルガン底冷えす 津川絵理子
>>〔3〕後輩の女おでんに泣きじゃくる  加藤又三郎
>>〔4〕未婚一生洗ひし足袋の合掌す    寺田京子

【2021年10月の火曜日☆千々和恵美子のバックナンバー】

>>〔1〕橡の実のつぶて颪や豊前坊     杉田久女
>>〔2〕鶴の来るために大空あけて待つ  後藤比奈夫
>>〔3〕どつさりと菊着せられて切腹す   仙田洋子
>>〔4〕藁の栓してみちのくの濁酒     山口青邨

【2021年10月の水曜日☆小田島渚のバックナンバー】

>>〔1〕秋の川真白な石を拾ひけり   夏目漱石
>>〔2〕稻光 碎カレシモノ ヒシメキアイ 富澤赤黄男
>>〔3〕嵐の埠頭蹴る油にもまみれ針なき時計 赤尾兜子
>>〔4〕野分吾が鼻孔を出でて遊ぶかな   永田耕衣


【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

  1. 老人がフランス映画に消えてゆく 石部明
  2. 山羊群れて夕立あとの水ほとり  江川三昧【季語=夕立(夏)】
  3. 恋さめた猫よ物書くまで墨すり溜めし 河東碧梧桐【季語=恋猫(春)…
  4. 遠き屋根に日のあたる春惜しみけり 久保田万太郎【季語=春惜しむ(…
  5. まどごしに與へ去りたる螢かな 久保より江【季語=蛍(夏)】
  6. 子燕のこぼれむばかりこぼれざる 小澤實【季語=子燕(夏)】
  7. 嵐の埠頭蹴る油にもまみれ針なき時計 赤尾兜子
  8. 印刷工枯野に風を増刷す 能城檀【季語=枯野(冬)】

おすすめ記事

  1. 「パリ子育て俳句さんぽ」【4月16日配信分】
  2. きりぎりす飼ふは死を飼ふ業ならむ 齋藤玄【季語=螽蟖(秋)】
  3. 男色や鏡の中は鱶の海 男波弘志【季語=鱶(冬)】
  4. 【冬の季語】寒晴
  5. プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ 石田波郷【季語=夏来る(夏)】
  6. 麦真青電柱脚を失へる 土岐錬太郎【季語=青麦(夏)】
  7. 【読者参加型】コンゲツノハイクを読む【2021年11月分】
  8. 「パリ子育て俳句さんぽ」【11月20日配信分】
  9. 【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#9
  10. 【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#15

Pickup記事

  1. 神保町に銀漢亭があったころ【第80回】佐藤文香
  2. 俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第39回】 青森・五所川原と成田千空
  3. 「パリ子育て俳句さんぽ」【10月29日配信分】
  4. 神保町に銀漢亭があったころ【第85回】土肥あき子
  5. めちやくちやなどぜうの浮沈台風くる 秋元不死男【季語=台風(秋)】
  6. 屋根替の屋根に鎌刺し餉へ下りぬ 大熊光汰【季語=屋根替(春)】
  7. 数へ日を二人で数へ始めけり 矢野玲奈【季語=数へ日(冬)】
  8. 【クラファン目標達成記念!】神保町に銀漢亭があったころリターンズ【13】/久留島元(関西現代俳句協会青年部長)
  9. 冬と云ふ口笛を吹くやうにフユ 川崎展宏【季語=冬(冬)】
  10. 新道をきつねの風がすすんでゐる 飯島晴子【季語=狐(冬)】
PAGE TOP