羅や人悲します恋をして 鈴木真砂女(『生…
丹田に力を入れて浮いて来い) 飯島晴子)…
麦藁を束ねる足をあてにけり 奈良鹿郎(な…
ぐじやぐじやのおじやなんどを朝餉とし何で…
洗顔のあとに夜明やほととぎす 森賀まり(…
襖しめて空蟬を吹きくらすかな) 飯島晴子…
仔馬にも少し荷を付け時鳥) 橋本鶏二) …
六月を奇麗な風の吹くことよ 正岡子規(「…
新綠を描くみどりをまぜてゐる) 加倉井秋…
黒き魚ひそみをりとふこの井戸のつめたき水…
麦からを焼く火にひたと夜は来ぬ 長谷川素…
ジェラートを売る青年の空腹よ) 安里琉太…