又の名のゆうれい草と遊びけり 後藤夜半 …
香水の一滴づつにかくも減る) 山口波津女…
山羊群れて夕立あとの水ほとり 江川三昧(…
羅や人悲します恋をして 鈴木真砂女(『生…
もち古りし夫婦の箸や冷奴) 久保田万太郎…
思ひ沈む父や端居のいつまでも 石島雉子郎…
とらが雨など軽んじてぬれにけり 一茶(『…
丹田に力を入れて浮いて来い) 飯島晴子)…
雲の峰ぬつと東京駅の上) 鈴木花蓑) 「…
ふところに乳房ある憂さ梅雨ながき 桂信子…
ががんぼの何が幸せ不幸せ 今井肖子)) …
麦藁を束ねる足をあてにけり 奈良鹿郎(な…