冴えかへるもののひとつに夜の鼻 加藤楸邨…
来て見ればほゝけちらして猫柳 細見綾子 …
絵葉書の消印は流氷の町 大串章 きのうの…
あしかびの沖に御堂の潤み立つ しなだしん…
梅の径用ありげなる人も行く 今井つる女(…
梅咲いて庭中に青鮫が来ている 金子兜太 …
氷に上る魚木に登る童かな 鷹羽狩行 「氷…
菜の花や月は東に日は西に 与謝蕪村 いま…
二ン月や鼻より口に音抜けて 桑原三郎 な…
来よ来よと梅の月ヶ瀬より電話 田畑美穂女…
人垣に春節の龍起ち上がる 小路紫峡 ニュ…
流氷は嘶きをもて迎ふべし 青山茂根 今年…