春の季語
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氷に上る魚木に登る童かな 鷹羽狩行【季語=紅梅(春)】
氷に上る魚木に登る童かな鷹羽狩行「氷に上る魚」は「魚氷(うおひ)に上(のぼ)る」のことで、七十二候の一つである初春の季語。七十二候とは、二十四節気をさらに約五日ずつに区切り、それぞれの節気を三つに分…
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菜の花や月は東に日は西に 与謝蕪村【季語=菜の花(春)】
菜の花や月は東に日は西に与謝蕪村いま東京のマンスリーマンシ…
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二ン月や鼻より口に音抜けて 桑原三郎【季語=二ン月(春)】
二ン月や鼻より口に音抜けて桑原三郎なんでも昔から「一月は行…
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来よ来よと梅の月ヶ瀬より電話 田畑美穂女【季語=梅 (春)】
来よ来よと梅の月ヶ瀬より電話田畑美穂女(たばたみほじょ)()()()()(…
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人垣に春節の龍起ち上がる 小路紫峡【季語=春節(春)】
人垣に春節の龍起ち上がる小路紫峡ニューヨーク市の保健局から…
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流氷は嘶きをもて迎ふべし 青山茂根【季語=流氷(春)】
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紅梅や凍えたる手のおきどころ 竹久夢二【季語=紅梅(春)】
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あかさたなはまやらわをん梅ひらく 西原天気【季語=梅(春)】
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パンクスに両親のゐる春炬燵 五十嵐筝曲【季語=春炬燵(春)】
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梅ほつほつ人ごゑ遠きところより 深川正一郎【季語=梅 (春)】
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胴ぶるひして立春の犬となる 鈴木石夫【季語=立春(春)】
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さざなみのかがやけるとき鳥の恋 北川美美【季語=鳥の恋(春)】