春の季語

  1. さまざまの事おもひ出す桜かな 松尾芭蕉【季語=桜(春)】

    さまざまの事おもひ出す桜かな松尾芭蕉待ちに待った〈桜〉の季節がやってきた。日本から遠く離れたニューヨークに暮らしていても〈桜〉を楽しむことができることをとても幸せに思う。〈桜〉はいつアメリカ…

  2. 木の根明く仔牛らに灯のひとつづつ 陽美保子【季語=木の根明く(春)】

    木の根明く仔牛らに灯のひとつづつ陽美保子季語は「木の根明く…

  3. 筍の光放つてむかれけり 渡辺水巴【季語=筍(夏)】

    筍の光放つてむかれけり渡辺水巴筍が食卓にのぼる季節になった…

  4. 鶯や製茶会社のホツチキス 渡邊白泉【季語=鶯(春)】

    鶯や製茶会社のホツチキス渡邊白泉「戦争が廊下の奥に立つてゐ…

  5. ネックレスかすかに金や花を仰ぐ 今井千鶴子【季語=花(春)】

    ネックレスかすかに金や花を仰ぐ今井千鶴子(いまいちづこ)()…

  6. 春泥を帰りて猫の深眠り 藤嶋務【季語=春泥(春)】

  7. 彫り了へし墓抱き起す猫柳 久保田哲子【季語=猫柳(春)】

  8. 桜蘂ふる一生が見えてきて 岡本眸【季語=桜蘂ふる(春)】

  9. 退帆のディンギー跳ねぬ春の虹 根岸哲也【季語=春の虹(春)】

  10. 春林をわれ落涙のごとく出る 阿部青鞋【季語=春林(春)】

  11. 芽柳の傘擦る音の一寸の間 藤松遊子【季語=芽柳(春)】

  12. 鳥の巣に鳥が入つてゆくところ 波多野爽波【季語=鳥の巣(春)】

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  5. 本捨つる吾に秋天ありにけり 渡部州麻子【季語=秋天(秋)】

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