春の季語
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うらみつらみつらつら椿柵の向う 山岸由佳【季語=椿(春)】
うらみつらみつらつら椿柵の向う)山岸由佳ハイクノミカタの記事を堀切さんから依頼されて、句歴の浅い私は何を書こうか思案に暮れた。30歳をいくらか過ぎてから俳句を始めた私は、豆の木という超結社句…
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田螺容れるほどに洗面器が古りし 加倉井秋を【季語=田螺(春)】
田螺容れるほどに洗面器が古りし)加倉井秋を)小学生の頃、下…
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春の水とは濡れてゐるみづのこと 長谷川櫂【季語=春の水(春)】
春の水とは濡れてゐるみづのこと長谷川櫂(『古志』) この句…
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詠みし句のそれぞれ蝶と化しにけり 久保田万太郎【季語=蝶(春)】
詠みし句のそれぞれ蝶と化(け)しにけり久保田万太郎))「い…
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春暁のカーテンひくと人たてり 久保ゐの吉【季語=春暁(春)】
春暁のカーテンひくと人たてり久保ゐの吉(くぼ・いのきち)夢…
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鶯や米原の町濡れやすく 加藤喜代子【季語=鶯(春)】
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人妻ぞいそぎんちやくに指入れて 小澤實【季語=磯巾着(春)】
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黒服の春暑き列上野出づ 飯田龍太【季語=春暑し(春)】
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かゝる世もありと暮しぬ春炬燵 松尾いはほ【季語=春炬燵(春)】
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田に人のゐるやすらぎに春の雲 宇佐美魚目【季語=春の雲(春)】
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春ショール靡きやすくて恋ごこち 檜紀代【季語=春ショール(春)】
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蟲鳥のくるしき春を不爲 高橋睦郎【季語=春(春)】