春の季語
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窓眩し土を知らざるヒヤシンス 神野紗希【季語=ヒヤシンス(春)】
窓眩し土を知らざるヒヤシンス)神野紗希コロナ禍が始まった2020年の春、家の中にどんどん花が増えていった。式典などがキャンセルになった花屋応援のために切花を買い、狭いベランダでバーブも花も野菜も果樹…
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卒業の子らが机を洗ひ居る 山口草堂【季語=卒業(春)】
卒業の子らが机を洗ひ居る山口草堂この時期になると、「卒業の…
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結婚は夢の続きやひな祭り 夏目雅子【季語=雛祭(春)】
結婚は夢の続きやひな祭り)夏目雅子桑田佳祐のベストアルバム…
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雛節句一ト夜過ぎ早や二タ夜過ぎ 星野立子【季語=雛節句(春)】
雛節句一ト夜過ぎ早や二タ夜過ぎ星野立子今日は3月3日金曜日…
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ばか、はしら、かき、はまぐりや春の雪 久保田万太郎【季語=春の雪(春)】
ばか、はしら、かき、はまぐりや春の雪久保田万太郎(『現代俳句協会編『昭和俳…
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鳥の巣に鳥が入つてゆくところ 波多野爽波【季語=鳥の巣(春)】
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来て見れば来てよかりしよ梅椿 星野立子【季語=梅・椿(春)】
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ライターを囲ふ手のひら水温む 斉藤志歩【季語=水温む(春)】
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百代の過客しんがりに猫の子も 加藤楸邨【季語=猫の子(春)】
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さくら餅たちまち人に戻りけり 渋川京子【季語=桜餅(春)】
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いぬふぐり昔の恋を問はれけり 谷口摩耶【季語=いぬふぐり(春)】
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白魚のさかなたること略しけり 中原道夫【季語=白魚(春)】